「投資家が「お金」よりも大切にしていること」藤野 英人

| コメント(0) |

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者は、「ひふみ投信」という
 アクティブファンドを
 運用している人らしい。


 出だしで印象的なのが、
 「日本人はハゲタカである」
 ということ。


 日本人は投資して、
 下がるとすぐに売ってしまう。
 上るとすぐに売ってしまう。
 短期売買が多いのです。


・海外では、投資信託を20年から30年くらいの
 スパンで持つのが一般的です・・・
 一方、日本では、投資信託の平均保有年数は
 たったの2.4年(p42)


■さらに日本人は、寄付もしないし、
 投資もしない。
 自分の手元にお金を置いておく。


 社会のために何かをするわけでもなく、
 問題があればお役所のせいにする。


 著者には、日本人は自分のことにしか
 興味のない守銭奴に見えるのでしょう。


・困っている人のために寄附もしないし、
 社会にお金を回すための投資もしない・・・
 日本人は自分のこと、すなわち、
 自分のお金のことしか考えていないのです。
 自分のお金を現金や預金として守ることしか
 考えていないのです(p36)


■そういえば、日本人は学校で
 お金について教えていないと
 思いました。


 お金とは何なのか。
 お金とどう付き合っていくのか。
 教えることのできる日本人は、
 どれほどいるのでしょうか。


 藤野さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ブラジル株ブームによって、8兆円近いお金が
 ブラジルに投資されましたが、元本割れする
 ということで解約が相次いだことで、
 ブラジルの通貨であるレアルが
 暴落してしまいました・・(p41)


・起業家がビジネスを創出すること・・・
 新しい付加価値を世の中に提供していることであり、
 新たな雇用を生み出していることであり、
 社会を活性化し、豊かにしていること(p67)


・「なぜ国がやらない!」と怒り出すのが日本人・・・
 パブリックなことは、とにかくぜんぶ
 国に任せておけばいい。
 そういう意識が根強くあります(p71)


・汗水たらして真面目に働いたお金にだけ価値があって、
 投資や金儲けでラクに稼いだお金は汚く、
 価値がないと考えている(p74)


・日本の大企業はどこに行っても、いまだに
 プロダクト思考から抜け出せていないように思います・・・
 単純に、自分のことではなく、
 お客さんのことを真剣に考えてほしのです(p178)


・金融教育とは、働くことに価値があり、
 その価値ある労働の延長に企業の利益があり、
 その利益の将来期待が会社の価値を
形成していると理解することです(p151)


・私たちがバス事故を引き起こした・・・
 金沢・東京間の片道運賃は、
 電車であれば1万円強、
 飛行機であれば約2万円します。
 それをたったの3500円で行けるというのは、
 裏をかえせば、必ずどこかに
 「無理な値下げのしわ寄せ」が
 来ているということです(p90)


・私は、コンビニとは「便利なお店」というより、
 「孤独を埋めるお店」だと思っています(p116)


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png


人気ブログランキングへ


投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)
藤野 英人
講談社
売り上げランキング: 2,656

【私の評価】★★★☆☆(79点)

[Amazonで購入する]

[楽天ブックスで購入する]



■目次

第1章 日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目
第2章 日本をダメにする「清貧の思想」
第3章 人は、ただ生きているだけで価値がある
第4章 世の中に「虚業」なんてひとつもない
第5章 あなたは、自分の人生をかけて
   社会に投資している、ひとりの「投資家」だ



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

>月別(2002年7月~)