「日本人は永遠に中国人を理解できない」孔 健

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日本人は永遠に中国人を理解できない (講談社+α文庫)

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■自称、孔子の第75代直系子孫
 孔 健さんの20年前の一冊です。


 見た目は似ているものの
 日本人と中国人は
 性格も文化も価値観違う。


 そもそも中国人の中でも、
 出身地によって性格も言葉も
 価値観も違うのです。


 よく、日本人が中国人に
 騙されたという話を聞きますが、
 日本人は騙されたと思い、
 中国人はうまくやったと
 思っているわけです。


・要求を最初から日本側企業に提示はしない。
 それでもって逃げられてしまっては、
 元も子もないからだ。
 最初は細かいことを言わずに、
 「熱烈歓迎」し、徐々に「寄付」を要請する。
 「寄付」だから無理じいはできない。
 あくまでも「善意」を期待する。
 この辺が中国側のうまいところだ(p100)


■人を信じてはいけない、 
 騙されるやつが悪いという
 社会で生きて苦労しているのは
 中国人自身なのでしょう。


 中国人が集まれば、
 足を引っ張る。


 面子を潰せば、
 いつまでも攻撃される。


 「人間には、敵か、家族か、使用人の
 3種類しかいない」と言った人がいましたが、
 中国人社会にも当てはまるようです。


・敵か、味方か。
 生きるか、死ぬか。
 中国人はこれを厳密に考える・・
 面子をつぶされた場合、
 殺さねばならない敵と判明した場合、
 中国人は殺すためのはかりごとをめぐらす・・
 相手の力が強い場合は面従腹背するが、
 何年かけてもやり返す。
 これが中国人だ(p70)


■文化や経済の交流のなかで、
 日本人と中国人の違いが、
 だんだんと明らかになっています。


 日本に滞在する中国人も
 増えてきていますので、
 違いを理解して対応したいものです。


 孔 さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・だますか、だまされるか。
 食うか、食われるか。
 そのためには、ふたつの顔を駆使し、
 権謀術数をつくすのが中国人である(p66)


・騎馬民族は、基本的に誰も信じない。
 信じられるのは自分だけであり、
 政府や国家などは、いつ滅びるか
 わからないものだと思っている。
 中国五千年の歴史の中で、
 ひとつの王朝が存続する期間は、
 せいぜい五十~七十年である(p69)


・ある日中合弁の小売企業が契約を終了し、
 日本側が手を引かされた・・
 騎馬民族の中国人は、気位とプライドが高い。
 今は不可能でも、できるだけ早く、
 人に使われるより独立して経営者になりたい、
 というのが中国人の本音だ。
 だから中国人は、合弁をギブ・アンド・テイクと
 ドライに考える(p136)


・多額のボーナスが支給される欧米や華僑系の
 企業のシステムのほうが中国人には受けがよい。
 中国人従業員に力いっぱい働いてほしければ、
 賞罰のメリハリがはっきりした制度を
 つくることである(p183)


・プレゼントは親しさの表現であり、
 恋人以外でもよく行われる。
 相手を尊敬すればするほど
 高価なものを贈る習慣が
 中国にはある(p18)


・中国では大きなワイロと庶民レベルが
 やっている小さなワイロを区別し、
 これを使いこなしたほうが利口である。
 なぜなら小さなワイロを一律に禁止すれば、
 中国では、「死ね!」ということと
 同じことになってしまう。
 中国の公務員の給料は低い。だから、
 生活のため職権を多少利用するのは、
 「必要悪」なのである(p35)


・企業や会社がらみの書類ならば、
 国家機密ではないし情報は公開されるべきだ
 などと軽く考え、お金を出して
 書類持ち出しを画策したりする。
 またバレても、たいした罪には
 ならないだろうと高をくくっている。
 ところが、こういったことは、
 中国ではすべて大罪である(p53)


・日本人の習慣のひとつに、
 「割り勘」がある・・
 私はどうも好きになれない。
 なぜなら、中国人は伝統的に
 割り勘をしない民族であった。
 人数は多くても、誰かひとりが費用を
 持つのが昔からの習慣である(p228)


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■目次

第1章 中国人は日本人の想像を超えている
第2章 中国人は、ふたつの顔を使い分ける
第3章 これでは中国ビジネスに失敗する
第4章 日本人が中国ビジネスで成功する秘訣
第5章 これからの中国は危ないのか?
第6章 日本人は、付き合いが気の毒なくらい下手



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