「岩崎弥太郎と三菱四代」河合 敦

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岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書)

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■この本では三菱グループの
 歴史を学びます。


 三菱を作ったのは土佐藩から
 三菱商会を設立した岩崎弥太郎


 そして汽船会社を切り離し
 銅山、水道、炭鉱、造船、銀行からなる
 三菱社を設立した弟の弥之助。


 そして弥太郎の長男の久弥、
 弥之助の長男の小弥太が社長を
 引きついで三菱の基礎を作りました。


・久弥は、機械工業に造詣が深かったことで、
 弥之助の方針を引き継いで、社長に就任すると
 重工業分野を重視し、資本投下を造船と鉱業に
 集中している(p183)


■三菱の歴史は平たんではなく、
 山あり谷ありと感じました。


 初期の汽船会社である三菱商会は、
 国策会社である共同運輸と競争となり、
 最終的に吸収合併されてしまう。


 残された資金と小さな事業から
 新たに三菱社という新会社を
 設立して再出発しています。


 第一次世界大戦で大きく儲けるも、
 第二次世界大戦では敗戦の混乱から
 大きく経営は傾きます。


・弥太郎の行動を見て思うのは、
 結局、出世する人間というのは、
 たとえどんな境遇に置かれても、
 成功するのではないかということである(p40)


■戦後の財閥解体でも三菱各社は生き残り、
 三菱グループは再生されています。


 国家社会のために事業を行うという
 三菱の経営理念がおぼろげながら
 見えてきました。


 河合さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・幕末に限らず、偉人の来歴を見ると、
 その多くが、誰かに引き上げられて、
 成功のきかっけをつかんでいる(p33)


・自分の尊敬する著名人のもとに
 アポなしで出向いていくということを、
 幕末の志士はよくやっている(p33)


・「石の上にも三年」というが、
 少なくとも十年は自分を信じて
 必死に頑張るべきだと思う(p40)


・キリンビール・・明治十七年に設立された
 ジャパン・ブルワリー・・同社で製造された
 ビールは、明治屋という販売代理店があつかった。
 明治屋は・・三菱の関連企業であり・・明治屋の
 社長米井源次郎は、岩崎弥太郎に協力をあおいで
 ジャパン・ブルワリーを買収してもらい、
 同四十年、麒麟麦酒を創設したのである(p208)


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【私の評価】★★★☆☆(75点)



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■目次

第1章 龍馬を支えた商売の天才、岩崎弥太郎
第2章 弥太郎の野望―政府との果てなき闘い
第3章 温厚沈着な経営者、岩崎弥之助
第4章 久弥と小弥太の拡大経営



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