「愛されながら、結果を出し続ける仕事術」高野 直樹
2016/10/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
■49歳で独立し、ネイル商材卸売業者
ナンバーワンのTATを育てた
高野さんの一冊です。
49歳からの起業には
やはり不安もあったようですが、
やりたいことをやる!
という意思が勝ったようです。
もともと人から指示されるより、
自分で考えて行動する
タイプだったのでしょう。
・42歳で作家デビューし、82歳まで書き続けた
松本清張・・レイ・クロックが職を転々として
マクドナルドを創業したのは52歳。・・
「人生に遅すぎることはない」(p17)
■事業の立ち上げ時には、
お客様最優先で、
土日休みなし。
カードの限度額まで借り入れして
仕入れを行うなど資金繰りにも
苦労しています。
しかし、そんなことを
当たり前にやってしまうのが、
高野社長の強いところでしょう。
・数百円の商品を、「翌日に必要だから」
と言われ、飛行機に乗って山形まで
届けたこともあった。
ほかの会社は土日祝日休んでいるのに、
TATは年中無休。(p49)
■とにかくお客様のため、
従業員のため、
人のためを考える経営をしています。
そこが人を引き付け、
選ばれるところなのでしょう。
高野さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・年齢を理由にやりたいことを
あきらめるなんて馬鹿げている。
いくつになっても腹の底から
「やりたい」と思うことがあれば、
必ず実現できると信じている(p42)
・今やモノがあふれ、
何を買うかよりも
誰から買うかの時代(p66)
・「やっぱり利益が一番だったんだ」
そう思われたら、それで終わりだ(p72)
・相手のためを思ってアドバイス
すべきだと感じることは、
ため込まずに伝えたほがいい・・
相手がそれを受け入れるかどうかは
別の問題だ(p88)
・成功したときのカン違いは、
自分の実力でうまくいったと思うこと・・
失敗したときのカン違いとは、
ゴールに近づいているのにちょっとしたことで
ダメだと思ってしまうこと(p100)
・導師は人間の究極の幸せは、
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
人から必要とされることの
4つといった(p121)
・営業に売り上げノルマを与えると・・・
自分たちに合わないお客様と関係を結んだり、
信頼してくれていたお客様の気持ちを
離したりするのだ。だからTATでは、
目標は自分で決めさせ、既存のお客様への
サービスや心配りを重視する(p151)
・仕事を通じて社会とかかわり、
人の役に立ち、自分の存在価値を
確認する。そうすることで日々、
生きている喜びを味わえるのだ(p184)
・私はよく「金持ちよりは人持ち」と言っている。
信頼できる人がまわりに増えれば増えるほど、
あなたの運は良くなっていく(p203)
KADOKAWA/角川学芸出版
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【私の評価】★★★★☆(82点)
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■目次
第1章 人は何のために働くのか?
第2章 愛される仕事術
第3章 人を育てる仕事術
第4章 結果を出し続ける仕事術
第5章 これからの仕事術
第6章 結果を出し続ける11の習慣
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