「日本国債暴落のシナリオ」石角 完爾、田代 秀敏

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日本国債 暴落のシナリオ

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■2010年に日本国債の暴落を
 検討した一冊です。


 国債の暴落の歴史を分析すると、
 低金利の状態から一気に
 金利が上昇
し、破綻しています。


 つまり、
 不況だからお金を刷る。
 すると金余りで低金利になる。


 そして、
 あるとき国債を買う人がいなくなって
 破綻してしまうのです。


 ちなみに、日本の金利は、
 2013年からの日銀の異次元緩和で、
 異常に低くなっています。


 日本国債の暴落は、
 起きる起きないではなく、
 いつ起きるのか、
 という問題でしょう。


・解決策は歴史の中で示された通り二つしかありません。
 一つ目は、・・「日本銀行に国債を買わせる」・・・
 二つ目の政策は、歳入と歳出を無理矢理に均衡させ、
 国の赤字を抑えることです(p171)


■では、日本国債の暴落に対して、
 私たちはどうすればいいのでしょうか。


 それは、円の暴落を想定して、
 円ベースでない資産を持つこと。


 円の崩壊に影響を受けにくい
 国際的な優良企業の株式を
 買うこと。


 ハイパーインフレ対策として
 実物の資産を持つこと。


 これくらいのようです。


・日本国債の暴落に備えて、何をすればいいか・・
 その1 円建て以外の資産を購入する・・
 その2 国際優良企業の株を買う・・
 その3 金・商品・不動産などの実物資産を買う
 その4 複数の収入源を持ち、リスクを減らす(p207)


■最終的には、
 諦めも必要なようです。


 敗戦の何もないところから、
 日本人は立ち上がりました。


 お金がなくなっても、
 また一から出直すと思えば
 気が楽になるかもしれません。


 石角さん、田代さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・赤字国債という一種の「紙のお金」を
 大量に発行することで、
 一時的に政府は生き延びても、
 国に対する信任は低下していく(p35)


・2010年、国債発行額が税収を上回った・・(p71)


・国家財政が破綻した場合に、
 国が一般国民に外貨の保有を禁じる場合もあります。
 ロシア、アルゼンチンでは、
 外貨の換金が国内金融機関で
 一時的に禁じられました。
 また「ドル化」という現象が起こります(p173)


・日本国債暴落は、外貨を持つ人間にとっては、
 日本の資産を買いたたく絶好の機会になるでしょう・・・
 中国企業の「日本買い」はすでに本格化している(p180)


・「良いことは七年以上は長く続かない。
  悪いことは四十年続く」
 ユダヤの格言(p203)


・国債暴落が不可避であれば、
 それを受け止めるしかない・・・
 ユダヤの聖書には
 「人は塵から生まれて塵に返る」
 という言葉があります(p210)


・ユダヤ人の家庭教育の中で頻繁に出てくる言葉は
 「ビー・ユアセルフ!」・・訳せば
 「自分を見つけろ」という意味です(p214)


日本国債 暴落のシナリオ
石角 完爾 田代 秀敏
中経出版
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【私の評価】★★★☆☆(79点)



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■目次

第1章 日本国債がデフォルトする日
第2章 日本国債を買う人がいなくなる!
第3章 日本から中国への「マネーシフト」が起きる!
第4章 日本国債の暴落で、私たちの生活はどうなるか
第5章 日本国債の暴落に備えて、何をすればいいか


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