「借金の底なし沼で知ったお金の味」金森 重樹

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借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

【私の評価】★★★★★(95点)


■驚くべき金森さんの体験談です。


 現在は、有名マーケッターとして活躍している
 金森さんですが、一時借金が1億円以上ありました。


 しかも、それは、先物取引業者に
 ほとんど騙されて作ったようなものなのです。


 まったく無知なフリーターが作った借金1億円。
 普通の人なら、自殺してもおかしくない状況です。


  ・先物取引の恐ろしいところは、金を巻き上げられて
   1円もなくなって困り果てた客に親族、知人などから
   返済の目処の立たない借金をさせて回らせて
   更なる深みへ突き落とす(p118)


■しかし、そんなどん底の中で、
 金森さんは、ちょっと違いました。


 まず、借金を背負いながらも成功した人の話を
 聞いて回ったのです。


  ・僕は「月刊 頭で儲ける時代」などの入手できる限りの
   雑誌の告知欄を丹念に調べて、巨額の借金を負っている、
   あるいは過去に負っていた方たちに一件一件連絡を取っては、
   会って話を聞いていく作業から始めました(p138)


■また、借金返済のために就職した不動産デベロッパーで、
 資格を取ったり、一生懸命仕事をしていくうちに、
 社会の儲けの構造が見えてきました。


 どうすれば優良な顧客を集めることが
 できるのか。


 どうすれば確実に値上がりする不動産を
 事前に手に入れることができるのか。


 そうしたことが見えてきたのです。


  ・いい名簿をどうやって入手するのか・・・
   少しだけわかったのは、名簿屋から買ったりしている(p199)


■そして、ある瞬間、金森さんの頭の中で、
 「お金の考え方」が切り替わったのです。


 返すことのできない1億円の借金という事実。


 その一方で、数億円というお金を動かして、
 利益を上げていく事業の仕組み。


 つまり、借金を当たり前と考える
 事業家の頭に切り替わったのです。


 これ以上借金をしても、
 どうせ返せないことは同じという
 吹っ切れた気持ちもあったのでしょう。


■その後、金森さんは、FAXを利用した集客で
 資金を作り、不動産投資などで、
 1億円を完済します。


■とにかく迫力の一冊でした。


 ギャンブルにはまる人の気持ちと、
 ビジネスで成功している人の気持ちが、
 不思議な混乱の中で伝わってくるような一冊でした。


 「金持ち父さん、貧乏父さん」に匹敵する
 名著だと思います。
 本の評価としては、★5つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・学校とは国家の政策と、
   企業の成長のために奉仕する
   労働者の養成機関です。(p33)


  ・「ボーナスが入ったら○○を買おう」・・・という発想は、
   貯蓄即消費の自傷行為ですが、その立場にいる人は無間地獄の中で、
   物欲にまみれて富裕層には永久になれないまま一生を終えます(p89)


  ・税理士が会社をダメにしたケースの中で多い事案二つ・・・
   「広告宣伝費を使いすぎですから削りましょう」・・・
   「人件費を削りましょう」・・・経営が苦しくなった時の
   打開策は、売上を上げることです。(p174)


  ・僕が財閥系のデベロッパーだったら、新興系が全部潰れるまで
   政府と組んで貸し渋りで新興デベを追い詰めて、最後に潤沢な資金で、
   窮地に陥った彼らから捨て値で種地を拾うと思います(p187)


  ・限界許容量をはるかに超える事態は
   ひとまず脇に置いておいて、
   「寝てしまえばなんとかなる」と
   考えることが肝心だと思っています(p242)


▼引用は、この本からです。

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
金森 重樹
大和書房
売り上げランキング: 14
おすすめ度の平均: 5.0
5 羨ましいような羨ましくないような
5 生きる勇気
5 お金持ち
4 マーケッター以前。
5 感動の「起死回生」の指南書

【私の評価】★★★★★(95点)

■著者紹介・・・金森 重樹(かなもり しげき)

 1970年生まれ。
 25歳年収250万円のフリーターのときに
 負った5400万円の借金が、5年間で
 1億2700万円となる。
 就職して、マーケティング技術を学び、
 10年間で借金を完済。
 相互扶助コミュニティ「倒産救済会」を作る。


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コメント(2)

今回1位にあがっていた、
「借金の底なし沼で知ったお金の味」金森 重樹
すぐに購入して、一気に読みました。
生々しくて、それでいて感情や描写が細かく書かれていて
とても共感できました。
「お金に色はついていない」という言葉が
印象的でした。
今後も続けて良書を発掘してください。

本のソムリエさまへ

はじめまして。
おくまん こと 奥野です。


先日は、ほったらかし(笑)のブログに訪問していただき、本当にありがとうございました。


コメント頂いたのがきっかけで、
もう一度、この本を読み直してみようかなと思ってます。(^^)

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