■この本の特徴は、日本が今、直面している問題を
明確に指摘し、その解決方法を提示しているということです。
問題はだれでも書くことはできます。
しかし、これほどまじめに解決策を示した本は
ほとんどありません。
■まず、国益とは、金儲けと安全であると断言しています。
言い換えれば、経済と外交・軍事です。
■金儲けについては、
グローバル社会では、海外進出ではなく、
海外から企業や投資を呼び込む必要があると断言しています。
つまり、企業の海外進出を援助・推奨している
経済産業省のスタンスは国益に反していると断言しているのです。
・グローバルな時代は、国家も人・企業・金の
呼び込み競争をしなければ負ける(p54)
■また、世界の企業を日本に呼び込むためには
大減税が必要であるとしています。
借金の多い日本では難しいように感じますが、
税率を減らすと逆に税収は増えるというのです。
■外交の分野では、
日本の領土を侵略してくるのは
東シナ海への進出を目指している中国だけであると定義しています。
そして中国に対応するためには、
まず、アメリカ、次にロシア・インドとの協力が必要であり、
ロシアを日本に引き寄せて、ロシアと中国を分断することが必要である。
■この本では、これら以外にも
食料自給率の問題、移民の問題、
教育の問題など日本の論点について
明確な方針を提示しています。
・いろいろな人種の大金持ちと話をしました。
皆さん口をそろえて「これからは農業が儲かる」といいます。
儲かるというのは、つまり食料が不足し高く売れる時代が来る
ということ。(p156)
■あまりにわかりやすくて、
どうしてこれまでこうした本がなかったのか?
と疑問に思ってしまうような一冊でした。
建前だけしか流すことのできない新聞、テレビの
情報だけでは満足できない人にお薦めします。
本の評価としては★5つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・移民受け入れで日本に起こる問題・・・
日本人失業者の増加と賃金水準の低下・・・差別意識の高まり・・・
生産性の停滞・・・移民のマフィア化・・・治安の悪化(p91)
・投資に関しては、「入ってくるのをサポートするのは善」
「出ていくのをサポートするのは悪」・・・政府は、
日本の国益とは正反対のことをしている。(p117)
・中国は「平和ボケ」日本とは違い、国防を切実に考えています。
・・・日本サイドから見ると、「中国が尖閣諸島と東シナ海の
日本領海を侵略する可能性は高い」となります。(p137)
・ユダヤ人は、「世界一教育熱心だ」と自負しています。
しかし、そんな彼らも、「自分たちと同じくらいのレベルなのでは
ないか?」と尊敬している民族がいる。それが、「日本民族」。(p188)
・本多先生に「金に支配されないために、蓄財に励め」
と勧めたのは、ミュンヘン大学の著名なブレンタノ教授でした。(p213)
・世界で日本を嫌っている国など、中国、韓国、北朝鮮くらい
しかないのです。・・・日本は世界で最も好かれている国の
一つであることを確信しています。(p238)
▼引用は、この本からです。
ダイヤモンド社
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日本人必読の書!
世の中の流れが判りました
地政学的に米・中・露の三大帝国に囲まれた日本と日本国民。
日本人が好かれるわけ
今こそ読むべき一冊【私の評価】★★★★★(96点)
■著者紹介・・・北野 幸伯(きたの よしのり)
1970年生まれ。ロシア在住。
ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学卒業。
卒業後、カルムイキヤ自治共和国大統領顧問。
99年にメルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」創刊。
2003年プーチン大統領の元ブレーンと
日本・ロシアビジネスコンサルティング会社を設立。
─────────────────
■関連書評■
a. 「ボロボロになった覇権国家」北野 幸伯
【私の評価】★★★★★
b. 「中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日」北野 幸伯
【私の評価】★★★★☆
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メルマガで紹介されていた
『隷属国家 日本の岐路―今度は中国 の天領になるのか?』
を読んで、
世界規模で物事を考えるようになりました。
それ以外にも5つ星評価の本を中心に本を購入し、
読書が趣味の一部になりました。
このメルマガに出逢えて幸せです。