「松下幸之助翁82の教え」小田 全宏

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松下幸之助翁82の教え―私たち塾生に語った熱き想い (小学館文庫)

(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう) 94点


●私は松下幸之助関係の本は
 ほとんど読んでいると自負していました。


 しかし、この本が抜けていたとは・・・。


●驚くのは、私の知らないエピソードが
 5つ以上あったということです。


 松下政経塾で直接学んだ著者の
 面目躍如でしょう。


 ・第一期生の入塾式の時、松下翁は風邪をひき
  体調がすぐれなかったが、それを押して登壇された。・・・
  「今日、私は死ぬ気で来ました。しかしもし、
  日本に命運があるなら必ず私を継いでくれる人が現れる。
  そういう人が一人でも出てきたらこの塾を開いた価値がある」(p127)


●さらに私の知っているエピソードも、うまく伝えてくれますので、
 思わず二回も涙してしまいました。


 著者の筆力によるものでしょうが、それにしても
 松下幸之助の話はどうしてこうも
 心を動かすのでしょうか。


 ・松下翁と縁のある人と話をしていると、
  かつて松下翁と面談した際、
  面会が終わった後、わざわざ
  エレベーターのところまで見送りに来て、
  エレベーターの扉が閉まる時に、
  深々と頭を下げた松下翁の姿が
  瞼に焼き付いて離れないとよく言う。(p182)


●こうして松下のエピソードをざっと見てみると、
 松下の叱り方というものは、
 「これができないようでは、君の使命は達成できないぞ!」
 というものであることがわかります。


 ここに人を動かす要諦があるように感じました。


 ・松下翁は、塾生に向かって四六時中、
  「掃除をきちっとしているか」と
  語りかけていた。
  「掃除が完全にできない人間に、
  世の中の掃除などできない」と言うのだ。(p33)


 ・松下翁が一度だけ私たち塾生に立腹された・・・
  礼状を書くことを失念してしまったのである。
  松下翁はそのことに触れ、「礼状一本書けんようでは、
  天下のことはできんな」とおっしゃったらしい。(p256)


●最後に、この言葉を皆さんに贈りましょう。


 ・未来は人がこうありたいと願うことで
      より確かなものになると思うなぁ。
               松下幸之助(p2)


●松下幸之助の言葉と心を伝える名著として、
 心から推薦いたします。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・社会の本当の姿を学ぶには、
  本の中だけではまったく足らんで。
  本はあくまで空論やな。現実はもっと違うな。
  君らはまずガード下に行って靴磨きをすることや。
  どうしたら儲かるか考えてみ。そしていろいろ
  工夫するんや。そして靴磨きから人を見てみ。
  いろいろ見えるで。(松下幸之助)(p70)


 ・君らが仮に選挙に出たとしても、
  相手の政党や候補者の悪口は絶対
  言ってはいけませんな。むしろ、
  あそこの政党も頑張っておられます。
  あそこの政党の政策も結構よく考えられておられます。
  でも一つ、私たちの話も聞いてください。
  私たちの政策も素晴らしいもんでっせ!
  と、こう言うのや(松下幸之助)(p157)


 ・松下翁は生前塾生に向かってしばしば
  「君らな、言い出しべになれ」と
  語っていた。
  「言い出しべえ」とは要するに
  何かを始める時には真っ先
  に始めよということだ。
  この「言い出しべえ」になるというのは
  言葉では簡単だが、
  実際にはなかなか難しい。(p224)


松下幸之助翁82の教え―私たち塾生に語った熱き想い
小田 全宏
小学館 (2001/10)
売り上げランキング: 3,986
おすすめ度の平均: 5
5 目の前に立って教えてもらってるような
5 松下幸之助入門書として最適

(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう) 94点



●著者紹介・・・小田 全宏

 1958年生まれ。松下政経塾入塾。人間教育を研究。1991年(株)
 ルネッサンス・ユニバーシティを設立し、企業向け人材教育実践活動を行う。
 1996年NGO団体地球市民会議・リンカーンフォーラムを立ち上げ、
 総選挙・知事選挙などで公開討論会を600回以上開催。2000年から
 「首相公選の会」を主催。


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