「華僑 大資産家の成功法則 お金がなくても夢をかなえられる8つの教え」小方 功
2005/08/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
●著者は中国に留学し、
北京でひとりの大資産家と出会い、
ビジネスのコツを学びはじめます。
・つまり、勝ち方はいろいろあるということなんだ。
しかし、だ。失敗には一定の法則がある。
それは問題を人のせいにする習慣だ。
私の友人でも商売に失敗した人は少なくないが、
彼らは必ず問題を何かのせいにしていた。(p84)
●その教えは、ビジネスのコツでもありますが、
人生を生きていくうえでの
本質的なコツでもあるのです。
さすが華僑の知恵といえるでしょう。
・岐路に立たされたらよく考え、
よく調べて十分に納得し、
自分自身できちんと決定することが重要なんだ・・
ひとたび決定したあとは、もうどんなに悩んでも
さほど意味はない。悩むべきは決定する直前まで、
ということになる(p67)
●はじめは大資産家のアドバイスが
あまりにも的確なためフィクションかと
思いましたが、実話ということです。
正直驚きました。
・自分が思い描く、理想の人を自分の中に作り出し、
その人だったらこんなとき、どうするだろうと、
自問自答する習慣を作り出すことだ。
その理想の人こそ、
目指すべき本当の自分ということになる(p64)
●ビジネスのコツ、人生のコツを学びながら、
中国ビジネスの基本を学ぶことができる、
一粒で三度おいしい充実した一冊です。
・中華圏では何かにつけて友人を連れてくるのが習慣だ。
彼らは、友人関係を何よりも大切にする。
そうやって、友人のネットワークを広げているのだ・・
友人を紹介された場合には、
「その人を信用してもいいですよ」・・・
という意味合いがある。(p103)
●最後まで、息切れすることなく「ほう、うむ・・・」と
読ませてくれる充実度と、
華僑の奥深さを教えてくれるこの本に
文句なしの★5つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人間の持っている可能性は無限大であること、
そして可能性は固定されたものでなく、
つねに変化しうるものだとういうことを
忘れてはならない。・・自分の可能性、
つまり自分の満点を3だと思い込んでいる人に、
君の満点は10だよと教えてやりなさい(p112)
・今、ほしいと思うものが多少小さなものであっても、
一定の努力をしてそれを手に入れることができれば、
立派な成功体験になり、確実に自信につながる。
その自信こそ、君が将来、本当に挑戦するときに
必要となるものなんだよ(p59)
・彼ら(中国人)は恐ろしいほどの洞察力で、
その人がちゃんと人に感謝して生きてきた人なのか、
もしくは上司の命令や会社の都合とあらば
平気で義理をも欠く人間かどうかを
見抜いてしまう。(p89)
・重要なのは、その知識を得るための動機なんだ。
どうしてその知識が必要なのか、ということだ。
それがはっきりしていると勉強は
大幅に効率化する。(p72)
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【私の評価】★★★★★(91点)
●著者経歴・・・小方 功
1963年生まれ。「オンライン激安問屋」と「スーパーデリバリー」を運営
する(株)ラクーンの代表取締役社長。大学卒業後、サラリーマンを経て、
1992年に脱サラ。1年間、北京に留学し、現地で出会った華僑の実業家
から起業に際しての教えを受ける。
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