「地学博士も驚いた! ヤバい「地球図鑑」」渡邉 克晃
2022/06/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
子どもの頃、「地球のひみつ」というマンガを読んでいましたが、「地球のひみつ」の書籍版といった内容の一冊です。地球には温かいところもあれば、寒いところもある。高地もあれば、低地もあるのです。
多くの生命を育てている地球ですが、時には火山が爆発したり、津波や高波で多くの生物が死ぬことがあります。恐竜と化石の章もあり、地球の歴史に興味津々になります。
また、地球は水の惑星と言われていますが、その内部には鉄のコアが存在します。石油やガスは地下に埋蔵されているのですから、私たちの知らない世界があるのです。
小学生向けとして最適な一冊ではないでしょうか。渡邉さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・南極の高地4000m付近では地球上の最低気温が観測されました。なんとマイナス98℃。ドライアイスの温度がマイナス79℃(p20)
・1888年にインドを襲ったひょうはオレンジくらいの大きさもあり、230人もの犠牲者を出しました(p22)
・深さ1万2000m・・マリアナ海溝・・・地球の大きさは、半径が6371km・・・地球全体から見るとほんの表層0.2%にすぎないのです(p41)
・市場最大の大量絶滅は"現在進行中"(p58)
【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
1章 "気象"と"自然災害"は「地球の顔」ヤバい地球の表情
2章 見えないところで何が...ヤバい地球内部
3章 46億歳はダテじゃない!ヤバい地球の歴史
4章 石の不思議を実験で感じる!ヤバい地球資源
5章 動く!盛り上がる!削られる!ヤバい地球の大地
6章 地球を救うのはきみだ!本当にヤバい地球の危機
著者経歴
渡邉克晃(わたなべ かつあき)・・・サイエンスコミュニケーター。地学博士。1980年三重県生まれ。東京大学地球生命圏科学グループ、環境省原子力規制委員会などで鉱物学および地球微生物学の研究に従事し、2020年より現職。
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