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「おひとりさまの老後対策」大村 大次郎

2021/08/13公開 更新
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「おひとりさまの老後対策」大村 大次郎


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 生涯未婚率が男性23%、女性14%と増えてきたことで、高齢単身者は今後も増えていきます。50代単身者の資産は、平均744万円、中央値が50万円、貯蓄なしが40%です。2人以上の世帯の資産が平均1430万円、中央値609万円、貯蓄なし17%ですから、単身者は老後の備えができていない人が多いことがわかります。


 生活保護の過半数が高齢者で、そのうち9割以上が単身者というのですから、単身者の老後はヤバいということなのでしょう。では、貯蓄のない単身者は老後をどうやって乗り越えていけばよいのでしょうか。


 その答えは、働くことです。貯蓄は収入マイナス支出ですから、支出以上の収入を確保することが重要です。老後2000万円必要と騒いでいましたが、貯蓄で老後を賄おうとするからそうなるのであって、働いて月10万円でも収入があれば、生活はなんとかなるものなのです。


・身も蓋もありませんが、体が動く間は働けるだけ働き続けることがベストです(p50)


 同様に支出を収入より小さくすることも大切で、収入の枠内で生活していればお金に困ることはないのです。例えば、自動車を手放す。図書館を使い倒して新聞代を減らす。「公共のスポーツジム」を活用することなどが考えられます。


 内容としては教科書的に全般を網羅していて、老後を考えるために良い本だと思いました。考えている人にとっては当たり前のことですが、貯蓄がない人にとっては老後を考えるきっかけになるのではないでしょうか。今やっていることが未来を作るのですから、今から老後の生活をイメージして準備しておきたいものです。


 大村さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・生活保護は恥ずかしいことではない(p223)


・孤独死を防ぐためにも、「日常的に人と接する」ことをしておきたいものです(p196)


・身寄りのない人でも遺言書は必須・・・葬式や墓地の手配・・・財産をどのように処分してもらいたいか、希望を文書にしておくことは大切なことです(p156)


・特養の場合は公的機関が運営しているので倒産するといった心配も要りません(p180)


▼引用は、この本からです
「おひとりさまの老後対策」大村 大次郎
大村 大次郎、小学館


【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次

第1章 高齢単身者の超厳しい現実
第2章 とにかく所得と年金を増やせ!
第3章 単身者こそ相続対策を怠るな
第4章 終の棲家をどうしますか?
第5章 賢いダウンサイジングで生活防衛
第6章 生活保護は恥ずかしいことではない



著者経歴

 大村大次郎(おおむら おおじろう)・・・大阪府出身。元国税調査官。国税庁で10年間勤務し、退職後に経理事務所などを経て、フリーランスのライター・作家となる。執筆、ラジオ出演、連続ドラマの監修など幅広く活躍している


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