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外資系企業から学ぶ「まわるリモートチームのマネジメント術」飯田剛弘

2021/02/15公開 更新
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「まわるリモートチームのマネジメント術」飯田剛弘


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

業務の標準化とツールの活用

外資系企業などで海外のメンバーと、リモートチームで仕事をしてきた著者が教える仕事術です。多様なメンバーで仕事をすると意見の対立や行き違いなどが起きるという。そのため業務の標準化や仕組みによって、物事がスムーズにいくようにしているわけです。


例えば、状況を共有するには、定例ミーティングでの報告、グループウェアやスケジューラーの活用、業務管理ツールやファイル共有システムの使用、チャットやメールで伝えることができます。また毎日、朝会や一緒にお茶をすることで、ちょっとした挨拶ややりとりを増やすこともできます。仕組みを作るのです。


・違和感を覚えたら、すぐにフォローする・・・リモートワークだと、相手がストレスを溜め込んでいても、なかなか気づきにくいものです(p144)

コミュニケーションが大事

リモートワークでの行き違いを減らすには、やはりメンバー同士、上司と部下のコミュニケーションが大事ということです。月1回、部下と1on1ランチをする。月に一度、チームランチを行うなど仕組みを決めておくとよいのでしょう。リモートワークでは孤独感を感じる人が少なくないので、意識して対話の機会を増やしていくしかないように感じます。


ある会社では、チームで仕事に取り掛かるため、チームメンバー全員がWeb会議ツールを開いた状態にしているという。ビデオはオンで、音声は常時ミュートのままにして、業務的にすぐに話せるようにするのです。


・1on1でお互いを知ると、気持ちよく働ける・・・おすすめは、個別の面談である「1on1」を毎週30分から1時間ほど設けることです(p120)


新型コロナウィルスのおかげで、強制的にリモートワークが増えてきました。特にソフトウェア中心となる会社では職場に集まる必要性も低く、思ったより仕事が進むでしょう。その反対に人間関係は疎遠となり、孤独感や行き違いを減らす配慮に力を入れることになりそうです。飯田さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・チームで円滑に仕事を進めるには、コミュニケーションが欠かせません。自分たちは、「どこに向かっていけばいいのか」「何をやるべきか」「チームとどのように進めていけばいいのか」などを理解する必要があるのです(p20)


・Web会議の生産性を上げる・・・1つ目はミーティングの回数を減らす・・2つ目は参加者を減らす・・3つ目は時間を減らす(p85)


▼引用は、この本からです
「まわるリモートチームのマネジメント術」飯田剛弘
飯田剛弘、明日香出版社


【私の評価】★★★☆☆(75点)


目次

第1章 リモートチームで働くための心得
第2章 うまく仕事を進めるコミュニケーション術
第3章 リモートチームの会議・ミーティング
第4章 リモートチームのマネジメント
第5章 リモートワークの落とし穴にハマらないワークスタイル
第6章 リモート時代の組織づくり
第7章 自分をアップデートして、チャンスを掴む



著者経歴

飯田 剛弘(いいだ よしひろ)・・・1976年愛知県生まれ。2001年、南オレゴン大学卒業(全米大学優等生協会:Phi Kappa Phi所属)後、インサイトテクノロジー入社。2004年よりインド企業とのソフトウェア共同開発プロジェクトに従事。その傍ら、プロジェクトマネジメント協会(PMI)の標準本の出版翻訳に携わる。マーケティングに特化後は、データベース監査市場にて2年連続シェア1位獲得に貢献。市場シェアを25.6%から47.9%に伸ばす(ミック経済研究所)。製造業の外資系企業FAROでは、日本、韓国、東南アジア、オセアニアのマーケティング責任者として、日本から海外にいるリモートチームをマネジメント。2020年、ビジネスファイターズ号楼会社を設立


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