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「令和上司のすすめ「部下の力を引き出す」は最高の仕事」飯田剛弘

(2020年10月28日)|本のソムリエ メルマガ登録
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


内容と感想

■外資系ソフトウェア会社で
 インド、中国、韓国、シンガポール
 といった国々の人と仕事をしてきた
 著者が教える仕事術です。


 つまり"令和上司"とは、
 海外の価値観の違う人々と
 仕事をする人。


 基本は日本と変わらないようですが、
 自分の仕事にコミットしてもらい、
 それができなければ、場合によっては
 クビという考え方らしい。


 外資系らしく結果が大事、
 成果を出してなんぼという
 価値観のようです。


・自分に与えられたコミットする目標が現実的でないと感じれば・・・過去の実績、キャパシティやリソースの現状、市場や経済などの外部データなど、事実を基に交渉します・・・目標達成しないことによるリスクを真剣に考えるようになりました。単純に言うと、クビになるかどうかです(p76)


■やはり基本はチーム内の
 コミュニケーションです。


 仕事をはっきり伝えること。
 仕事の進捗を確認すること。
 感謝の気持ちを伝えること。
 仕事の成果を振り返ってもらうこと。


 コミュニケーションによって
 仕事の目指すもの・価値観を合わせ、
 誤解を解消したり、トラブルを
 未然に防止するのです。


 外国人相手ですので、
 価値観の違いを乗り越えるのが
 一苦労のように見えました。


・多くの場合、「わかりました」「大丈夫です」という答えしか返ってきません・・・大丈夫は大丈夫ではない(p153)


■著者が部下に仕事の説明したときに
 「よくわからないから、この仕事はやれない」
 という部下がいた話にびっくりしました。
 私にも経験があったからです。


 職場とはいろいろな人の組み合わせで
 チームとして仕事をするので
 それに合わせたコミュニケーションが
 必要なのは日本も外国も同じ。


 国際的な仕事では基本は押さえつつ、
 多様な価値観を受け止めることが大事と
 理解しました。


 飯田さん
 良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・部下に教えたことを、自分の言葉で説明させることが重要です(p95)


・部下に「絶対やってくださいね。期待しています」「今回、決めた期限までにしっかりお願いします」のように自分の要望をハッキリ伝えることです(p234)


・部下の仕事が「どのように役立つか」「なぜこの仕事をやるのか」など、業務の意味を説明します・・・部下が納得できるまで丁寧に理由を説明する必要はない・・・ここを履き違えると、部下によっては「(この業務の意図や意味などが)よくわからないから、この仕事はやれない、やる気が出ない」みたいな誤解をする人が出てきます(p54)


・こまめにチームとコミュニケーションをとり、キーとなる情報を集め、全体の状況を把握しましょう(p135)


・社会人は定期的に報告することを求められます・・・主な目的は、チームとして課題を見つけて解決するためです・・・トラブル未然に防いだり、被害を最小限に抑えたりします(p146)


・相手と考えが違うと感じたとき、まずは「なるほど」「そういう考え方もあるね」といった柔らかい受け止め方をします・・・どこに賛成しようかと考えながら聞くぐらいの気持ちでもいいかもしれません(p175)


・例えば、「1日1回以上、部下に『ありがとう』を言う」と目標を立てましょう。そして、行動し、振り返る。・・・「1日1回、部下に「メールを送ってくれて、ありがとう」とメールで返信する」(p145)


・できる上司ほど記録に残します・・・説明責任を果たせるよう、事実を確認でき、判断した根拠となるものを残しながら、仕事を効率的に進めましょう(p29)


・できない上司は「結局、自分でやる」・・・自分でやってしまうと、その仕事で本来得られる部下の経験や成長はゼロです。あなたがその機会を奪ったからです(p108)


・海外の人と仕事をしていると・・・まったく価値観や考え方が違う・・・日本や韓国では「仕事だから、辛くても我慢する」・・・中国やシンガポールなどでは、「成果を出したいから徹底してやる」と考える人が多い気がします(p279)


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▼引用は、この本からです

飯田剛弘、日刊工業新聞社


【私の評価】★★★☆☆(79点)


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目次

第1章 多様なメンバーと仕事ができなきゃ上司じゃない
第2章 「私の方が優れている」が部下育成を妨げる
第3章 教えるべきことを整理する【教える力】
第4章 部下が活躍できるように授ける【任せる力】
第5章 ほったらかしせずにフォローする【確認する力】
第6章 自分が話すよりも相手の話に耳を傾ける【聞く力】
第7章 前向きになる率直なフィードバックをする【観察する力】
第8章 相手の能力を引き出せるように質問し、コーチングする【導く力】
第9章 部下のやる気を引き出し、成長を加速させる【応援する力】
第10章 自分も成長し、成果を出し続ける


著者紹介

 飯田 剛弘(いいだ よしひろ)・・・1976年愛知県生まれ。2001年、南オレゴン大学卒業(全米大学優等生協会:Phi Kappa Phi所属)後、インサイトテクノロジー入社。2004年よりインド企業とのソフトウェア共同開発プロジェクトに従事。その傍ら、プロジェクトマネジメント協会(PMI)の標準本の出版翻訳に携わる。マーケティングに特化後は、データベース監査市場にて2年連続シェア1位獲得に貢献。市場シェアを25.6%から47.9%に伸ばす(ミック経済研究所)。製造業の外資系企業FAROでは、日本、韓国、東南アジア、オセアニアのマーケティング責任者として、日本から海外にいるリモートチームをマネジメント。2020年、ビジネスファイターズ号楼会社を設立


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