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「仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!」飯田 剛弘

2019/08/19公開 更新
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仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる! (アスカビジネス)


【私の評価】★★★☆☆(77点)


要約と感想レビュー

 外資系企業でチームの一員として、スケジュール通り仕事を進めてきた著者のプロジェクトマネジメントの知恵を教えてもらいましょう。


 チームの一員として作業をするということは自分が遅れれば、全体に影響を与えることになります。ですから、予想される作業時間、絶対に守れる作業時間を見積もれるようにならなくてはなりません。


・仕事というのはチームプレーです・・次の工程に進むために、あなたの仕事の成果物を必要としている人がいます・・普段から、「他の人が、あなたの仕事が終わるのを待っている」という意識を持つことが大切です(p22)


 作業を効率化する方法は、一般的によく知られている内容です。マルチタスクにしない。作業を邪魔されない環境。余裕を含ませる。もちろん自分の技量を上げることも大切ですが、環境整備するだけでも効率化できるのです。


 仕事は小さく分ける、仕事の時間の割り振りを考える時間を作る・・・などの基本も押さえています。20代の人にぴったりの一冊ではないでしょうか。飯田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・議事録はミーティングの前に準備しておく(p129)


・まずは毎日朝一番か帰り際の30分~1時間を、誰にも邪魔をしない時間として確保し、作業仕分けを試してください(p76)


・自分自身がボトルネック、つまり、遅れの原因を作っている主犯格であることを認めることが第一歩です・・そうすることで、具体的に改善することが可能になります(p66)


・仕事が終わるまでの所要時間を見積もるとき、精度に自信がない場合は、当初思った時間の1.5倍くらいと見積もっておくと割と安全です(p25)


・他人からの割り込み・・複数のソフトウエアを同時に立ち上げて使用したり、複数のタブを使ってネットサーフィンをしたり、複数の作業を瞬時に切り替えながら実行するマルチタスクなどを考慮すれば、「1週間のうち1日分の仕事の時間をムダにしている」と言っても過言ではありません(p42)


・簡単にできることとして、メールやメッセージの通知のポップアップ機能をオフにする、会議室などの邪魔されない場所に移動して仕事をするなどの方法があります(p51)


・デッドラインがあると、今まで以上に目の前の仕事に集中でき、仕事を早く終わらせることができます(p95)


・難しそうな問題や仕事が大きすぎてよくわからないときは、小さく分けることがポイントです。「これくらいならわかる」「これくらいであれば、できる」と思えるところまで、小さく分けるのです(p102)


・仕事で成果を出している人は上司を上手に使っています・・・上司をうまく使うことで、仕事のスピードを上げ、短時間で成果を出しています・・・一対一で話し合えるミーティングを定例化するのがおすすめです(p124)


・聞き手がこちらの言った意図をきちんと理解し、行動できるかを確認することが重要です。一緒に確認し合った内容を文字やイメージに落とし込みドキュメント化することが大切です(p205)


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▼引用は下記の書籍からです。
仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる! (アスカビジネス)
飯田 剛弘
明日香出版社
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【私の評価】★★★☆☆(77点)



目次

第1章 なぜギリギリになってしまうのか?
第2章 アタマの切り換えを減らす
第3章 仕事のスケジュールを組むための「仕分け術」
第4章「いつまでに」を癖にする「デッドライン」の守り方
第5章 振り回されない「コントロール術」
第6章 探す時間を減らす「タスク置き場」の作り方
第7章 時間効率を上げる「ちりつも力」
第8章 仕事のやり直しを防ぐ「逆算思考術」
第9章 時間は金よりケチって使え!


著者経歴

 飯田 剛弘(いいだ よしひろ)・・・1976年愛知県生まれ。2001年、南オレゴン大学卒業(全米大学優等生協会:Phi Kappa Phi所属)後、インサイトテクノロジー入社。2004年よりインド企業とのソフトウェア共同開発プロジェクトに従事。その傍ら、プロジェクトマネジメント協会(PMI)の標準本の出版翻訳に携わる。マーケティングに特化後は、データベース監査市場にて2年連続シェア1位獲得に貢献。市場シェアを25.6%から47.9%に伸ばす(ミック経済研究所)。製造業の外資系企業FAROでは、日本、韓国、東南アジア、オセアニアのマーケティング責任者として、日本から海外にいるリモートチームをマネジメント。2020年、ビジネスファイターズ号楼会社を設立


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