「今すぐ本を出しなさい ビジネスを成長させる出版入門」水野 俊哉
2019/03/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
■自ら20冊もの書籍を出している
著者が教える出版マーケティングです。
出版することでテレビに出れるような
有名人になる人もいれば、
独立起業する人もいれば、
自分の商品を売る人もいる。
出版することで信用が高まり、
自分をブランド化することができ
知名度が上がるのです。
・出版マーケティングが優れている理由
1 信用度が高い
2 有名になり、講演会や取材のオファーがある
3 バックエンド商品が売れる(p33)
■出版社は売れる本だけを出したいので、
出版にあたっては自分の目的と
タイトルが合っているのか
考える必要があるのでしょう。
例えば自分で作っている商品の
良さを告知したいのなら、
その開発秘話を書けばよい。
コンサルタントなら
自分のコンサルで顧客がこれだけ
改善されたという実績を書けばよい。
自分の目的と書籍の内容が
直結していることが
大事なのです。
・「出版後の自分の姿」を思い描く・・自分に適したターゲット層や、自分がどういうブランド力を確立したいのかを明確にしておく(p48)
■商売をしているのなら、
出版マーケティングは考えてみる
価値があると思います。
だれしも人生の中で
何かしらの修羅場を経験しているはずですし、
文章が書けないとしてもゴーストライターに
書いてもらうこともできるからです。
出版入門としては十分すぎる
内容だったと思います。
水野さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「このジャンルであれば、自分はナンバー1だ」と言えるものを探し、それを自分の強みとして全面に前に出すのがおすすめです(p90)
・代表的な「つかみ」のパターンには「回想型」「予告三振型」「説教型」「自慢型」「ロジック型」「エモーショナルマーケ型」などがあります(p148)
・予告三振型・・・予告三振とは、逆にピッチャーの方から、「今からおまえを三振させる!」と相手を挑発するもの(p152)
・ライティングのテクニック・・・
1 極論を言う
2 極端な設定にする
3 拡大か縮小をする
4 特定のジャンルに置き換える
5 キャラクターを立てる
6 場面や状況を描写する
7 パターン化する
8 しゃべり口調で書く
9 英訳して頭文字を並べる
10 セールスレターっぽく書く
11 パクる(p186)
・ビジネス書作家としてやることは、「作るまでは執筆に専念。本ができた後は、プロモーションに専念する」ということ(p210)
・ある程度のお金をかけることで、ベストセラーを作ることは不可能ではありません・・・1冊あたり5000万円ほどのプロモーション費用をかけたというケースもあったそうです(p223)
・「せっかく本が出たのに、薄情なもので誰も協力してくれなかった」という人は、それは単純に己の人間力不足です(p246)
・例えば、あなたが本を出したことを記念して、出版記念セミナーを開催したとします・・・新規見込み客リストを手に入れることができます(p251)
・私がぜひおすすめしたいのが、「本の内容を伝えるセミナーを開催する」というものです。仮に1万円のセミナーに30人が集まれば、1日に約30万円の売り上げに繋がります(p255)
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章 あなたのビジネスが劇的に変わる「出版マーケティング」
第2章 本を出す前に「ゴールセッティング」をしておこう
第3章 まずは出版社に「企画」を通そう
第4章 売れる本の「まえがき」「目次」全パターン
第5章 売れる本の「本文」全パターン
第6章 本は作った後の「プロモーション」が勝負
第7章 出版後、人生はこう変えろ
著者経歴
水野 俊哉・・・1973年生まれ。大学卒業後、金融機関に就職。退職後、インターネット通販関連の会社を企業し、成功するも、驕りから業績悪化、取締役解任。その後、経営コンサルタントとしてベンチャー企業経営に係わる。