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「自分を最高値で売る方法」小林 正弥

2019/03/19公開 更新
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自分を最高値で売る方法


【私の評価】★★★★★(97点)


要約と感想レビュー

成果に対してお金をもらう

結果を売るRIZAP式コンサルタントをお勧めする一冊です。RIZAPはなぜあれだけ高額なのに売れるのか。それは結果にコミットしているからです。労働力に対してお金を払うのではなく、顧客は得られる成果に対してお金を払っているのです。


業務代行型の仕事は、自分の時間を切り売りするだけで、単価は安くなります。成果に対してコミットすれば、お客様は達成された成果に対して対価を払ってくれるので、単価が高くなるということです。例えば単価が30万円なら、月3件で月90万円、年間1080万円になるわけです。


ある顧客は、「未経験の社員を雇うより、小林さんに依頼して、誰でも売れる仕組みをつくったほうがいい」と360万円の報酬を払ったという。これが経営者の思考なのです。


「あなたはどんな結果にコミットしますか?」この質問に答えることができ、実際に結果を出せる人は、高値で売れる(p16)

優良な顧客だから成果を出す

面白いのは、結果にコミットするのは顧客ということです。顧客がなりたい未来を達成するためにお金を出し、学び、自ら動き、その結果を確認していくのです。いくら教える側が頑張っても成果は出ません。顧客がコミットし頑張るから結果が出るのです。


だから、自立した人や会社だけを顧客にするのです。そういう人は、いつも感謝と結果を報告してくれるのです。著者は結果の出ない人が、自然に退会していく仕組みもつくっているという。


したがって、コミットできな顧客はお断るし、いなくなるのです。やる気のない他力本願の顧客は、うまくいくことはないからです。こちらが優良な顧客を選び、優良な顧客だから成果を出すので、コミットを達成できて稼げるわけです。


ライザップに通ってわかったことがある。「そうか、結果にコミットするのは僕なんだ(笑)」・・・お客さんが結果にコミットしない限り、大した結果は出ない(p162)

知恵を体系化し顧客に教える

著者のやり方は、まず自分で結果を出し、そこで培った知恵を体系化し、顧客に教えることで収益とするのです。例えば、英会話スクールなら、「100日間で話したい英語がペラペラになる」という約束と「万が一、100日間通っても望む英語力が身につかなければ全額返金」という仕組みが考えられるのです。


そして、うまくいった生徒の成長ストーリーを語りましょう。すると、販売者自身がスクールに対する自信が高まり、堂々と入会へのクロージングができるようになっていくのです。


魚を売るのではなく、魚の吊り方を売れと言われる通りの王道ビジネスだと思いました。コンサルタントとは、知識の売り方で単価がまったく変わってくる不思議な商売です。できればうまく商品化して高い単価を支払っていただいて、顧客にも満足してもらうのが理想なのでしょう。


小林さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・あなたを高額商品化していくときに、手足を動かすサービスを入れないことだ・・・売れるホームページを制作する→売れるホームページのつくり方を教えて、完成してもらう・・通訳する→英語の習得方法を教えて、英語のプレゼンできるようになってもらう(p159)


・1本100円のボールペンを月額5000円×12ヶ月で販売・・・「ペン字の通信講座」化して、デキるビジネスパーソンと見られるペン字通信講座にすれば、月額5000円×12ヶ月の教育サービスを作ることも可能だ(p198)


・知識は無料化する時代である・・・しかし、知識武装はすべきだ。そもそも知識がないと人に相談されないし、具体的な会話ができないので、仕事にならない・・・最近は・・・学びたい人を集めて、マネタイズしている人が増えている(p114)


・顧客のために学ぶ・・・僕自身、毎日一冊は本を読んでいるし、Webメディアで情報収集しているし、クライアントやビジネスパートナーとのディスカッションの中で学び続けている・・・"学ぶ"と"教える"を毎日同時並行で行っているのだ(p77)


・天才よりも、試行錯誤して結果を出した人の方が、先生として長期間活躍できる。コンプレックスに向き合い、克服することで独自コンテンツをつくり上げよう(p121)


・自分を高値で売り、大きく稼ぐ人は、お金の使い道を持っている・・・お金の使い道を持っている人にお金は流れていくものだ(p224)


・年間3000万円を超えてくると仕組みが必要になる。僕も、人に動いてもらったり、WEB上に自分の分身をつくることで3000万円の壁を超えていった(p45)


▼引用は下記の書籍からです。
自分を最高値で売る方法
自分を最高値で売る方法
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小林 正弥
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2018-08-10)
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【私の評価】★★★★★(97点)


目次

1章 普通の会社員で
2章 自分高額商品化
3章 カスタマーサクセス
4章 ゼロから3ヶ月で月100万円稼ぐ6つのステップ
5章 安売り思考から最高値思考にアップデート



著者経歴

小林正弥(こばやし まさや)・・・ビジネス教育者、作家。株式会社教育スクールビジネス研究所代表取締役。1983年、埼玉県生まれ。2006年、早稲田大学理工学部卒。「本業で結果を出して稼ぎ、結果の出し方を人に教えて稼ぐ」、ダブルインカムの手法を実践する「新・講座型ビジネス実践会」を主宰。塾生には年間3000万円、1億円を稼ぐクライアントもいる。25歳で独立したものの全く稼ぐことができず、時給900円の日雇いのアルバイトを経験。家族の治療費のため、自分を最高値で売ることを決意し、1カ月後に毎月210万円の報酬が得られるようになる。その後、自分を「商品」として1億円プレイヤーとなる。


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