「ダメなときほど運はたまる」萩本 欽一
2016/10/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
仕事先で遊ばない
萩本 欽一さんは、仕事先で決して遊ばないらしい。仕事でハワイに行っても、仕事の後でゆっくり家族を呼んで遊んだりしないというのです。なぜなら、仕事中に遊びの運を使えば、不運がやってくると信じているからです。
子供の頃には、重い荷物を押すのを手伝ってあげたら、りんごを一個貰ったという話を母親にしたら、「欽一、人さまからものをもらったら親切にならないのよ」と言われたという。つまり、押して上げたことで運が上がったのですが、りんごをもらったことでチャラになってしまうのです。欽ちゃんは、運とか徳が蓄積されると信じているのです。
仕事関連の大きなご褒美はもらわない、仕事先で遊ばない、という二つは今もずっと徹底しています(p89)
不運の次に大きな幸運がやってくる
そして、不運のときには、これは大きな幸運がやってくるな、と思うのだというのです。つまり、不運の間は運を貯めているということなのだ。だから野球で三振しても、だめだとは考えず、次のために運を貯めたぞ、と考えるのです。
これも、いかに欽ちゃんがつらい時期を耐えてきたのかの証拠なのでしょう。なんでつらいことばっかり続くんだろう、と考える時間が長かったのです。そうしているうちに、ということは俺、今にスターになっちゃうのかもしれないな。きっとそうだ。神様がどっかで見てて、俺を有名にしてくれるんだ。そうじゃなきゃ悲しすぎるよ、と思えたというのです。
不運の度合いが大きければ大きいほど、これからやってくる運も大きくなるの(p3)
調子に乗らず落ち込まない
欽ちゃん流の調子に乗らず、落ち込まないための人生哲学だと思いました。神様は性格のいい人に味方するという確信があるというのです。
なんとなく斎藤一人さんと同じことを言っているようにも感じました。偉大な人は、偉大な考え方をしているのですね。萩本さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「石の上にも五年」僕はいつも五年周期でものごとを完成させてます。コント55号も五年で一区切りつけたしね(p160)
・僕には芸がないのか、それなら一人でなにかやるときは「芸」とは関係ないもので勝負すればいいやと思ったの(p51)
・もし周りに怖い人がいらた、逃げないで積極的に近づいていったほうがいいの。怖い人って、なにかそうなる事情を抱えているだけで、根はやさしいかもしれないですから(p32)
廣済堂出版
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【私の評価】★★★★★(90点)
目次
はじめに 目の前には三つの運がある
1章 向いていない場所に運がある
2章 ダメな人ほど運がたまる
3章 運に見放されない生き方
4章 運をつかむには言葉を磨け
5章 家族は運でバランスを保つ
6章 仕事も人生も「運」で生きてきた
おわりに お金より運をためて豊かに生きよう
著者経歴
萩本欽一(はぎもと きんいち)・・・1941年(昭和16年)5月7日、東京都生まれ。66年に坂上二郎と結成した「コント55号」で一世を風靡。その後テレビのバラエティ番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」や「欽ドン!良い子悪い子普通の子」などを手掛け「視聴率100%男」とも称されお茶の間の人気者に。2015年には駒澤大学仏教学部に入学。73歳での大学入学で一躍話題となる。現在もテレビを中心に幅広く活躍
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