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「人生が楽しくなる気持ちのいい日本語」萩本 欽一

2009/05/14公開 更新
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人生が楽しくなる気持ちのいい日本語 (ゴマ文庫)


【私の評価】★★★★☆(83点)


要約と感想レビュー

「欽ちゃん」こと萩本 欽一さんの一冊です。この本には、欽ちゃんの生き方が書いてあります。欽ちゃんは「いい言葉」が好きなのです。では、この「いい言葉」とは何なのでしょうか。


欽ドン・良い子悪い子普通の子がヒットしていた頃、レコードでトラブルがありました。のぞみ、かなえ、たまえの3人で"わらべ"として活動していたとき、レコード会社が"かなえ"だけでレコードを作ったのです。欽ちゃんは、「それは許さない」と大激怒。レコードの回収を指示します。


レコード会社の若い社員はびっくりして、「そんなの困りますよ」次に、部長が来て「5億円かかります・・・勘弁してください」そして最後に社長がやってきました。「私が悪かった・・・何億かかろうが、こっちが悪いんだから・・」ここで欽ちゃんは、許すのです。いい言葉にいい言葉を返したというのが欽ちゃんの考え方なのです。


・「許すなら怒る、怒るなら許す」ってこと。(p57)


欽ちゃんの「いい言葉」とは、ドラマのある言葉、覚悟のある言葉、のように感じました。100万円の時計をプレゼントしようとして断られたら、「ごめん」と言って、300万円の時計をプレゼントするようなちょっとした覚悟とドラマを持った言葉のことなのです。


また若手で何もできない頃、急に舞台に立たされることになって、焦った欽ちゃんが「何をすればいいんでしょうか?」と先輩に聞いたら「大きな声を出せばいいんだよ」と教えてくれて、大きな声を出したら体も動いてくれてなんとかなったというのです。


このように大きな声を出せば、体が動いてくれる、「知らない」と言うななど、欽ちゃんのノウハウが満載です。テレビの欽ちゃんではなく、より人間の欽ちゃんに近づける一冊だと思いました。欽ちゃん流の渡世の考え方が分かる本として本の評価としては、★4つとしました。


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この本で私が共感した名言

・会話の中で突っ込みを入れるときに、一番いけないのは、なじみのないヤツに突っ込むこと。まだなじんでいないヤツに突っ込まれるのって、腹が立つからね。(p25)


・「第七代の徳川将軍は?」「知らない」・・・「知らない、って言うと、会話が終わっちゃうだろ。つまんない会話になっちゃうよ・・・(p225)


▼引用は、この本からです。
人生が楽しくなる気持ちのいい日本語 (ゴマ文庫)
萩本 欽一
ゴマブックス
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【私の評価】★★★★☆(83点)


目次

第1章 ウケることは気持ちいい!
第2章 いい言葉をしつこく探そう!
第3章 いい言葉には運がある!
第4章 人の気持ちをきちんと読もう!



著者経歴

萩本 欽一(はぎもと きんいち)・・・1941年生まれ。1966年、坂上二郎とコント55号を結成。1971年、ラジオ「欽ちゃんのドンといってみよう」を始め、数多くの人気番組を手掛ける。1985年、休養宣言。復帰後、「欽ちゃん劇団」を旗揚げするなど、活躍中。


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