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「「自分がイヤだ!」と思ったら読む本」心屋 仁之助♪

2016/06/03公開 更新
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「自分がイヤだ!」と思ったら読む本


【私の評価】★★★★★(96点)


要約と感想レビュー

 自分に自信がない、という人は多いと思います。その一方で、自信ありげに生活している人もまた存在します。この本では、自分に自信のない人が、どう生きていけばいいのか。いかにパンツを脱ぐのか、ということを考えていきます。


 多くの人が「恥をかかないこと」のために生きています。足りないところを人並にすることに努力しています。ところが、苦手なことをうまくやろうとしても、なかなかうまくいくものではないのです。逆に、得意なところを伸ばそうとするとうまくいく。やりたいこと、欲しいものを求めると、簡単に得られたりするのです。


 また、多くの人が、「わたしの、どこが悪かったんだろう」と自問して、自分を否定するようになってしまうのです。逆に、それで、いいんだと考えられるようになれば、自分に自信が出てきたりするわけです。


・自信がない人というのは、「欠けているところを埋めようとすればするほど、欠けていく」というパラドックスにいるんです(p27)


 一般的に自信がないと、おどおどしてしているように見えてしまいます。そのために周囲から舐められてしまうこともあるでしょう。それで、ますます自信を失ってしまう。マイナスのパイラルです。そして、ある時期に、それを吹っ切れたときに、次のステージに進むことができるのです。


 つまり、「こんなこと言ったら嫌われる」と思っている人が、「勇気を出して言ってみる」ことでよい結果が生まれれば、「あれ、言ってもいいんだ」と考え方(価値観)が変わるのです。


 それは、こんな自分でいい、嫌われていいと確信できること。それがパンツを脱ぐ、ということなのです。ダメなところのある自分だが、良いところもある。好きなことがある。自分の中にもともと「あった」ものを磨いて、それが自信の種となるのです。


・「私はもてないヤツでいい」「私は嫌われ者でいい」「私はブサイクでいい」こうしていったん自分を認める言葉をつぶやくのです(p71)


 分かっていても難しい問題だと思いました。仮に「問題」があったとしても、自分を否定するのではなく、「その課題に取り組んでクリアにすればいい」とか「今の自分にできることをやればいい」と教えられるのかどうかということです。


 家の中だとパンツを脱げる人も、外だと難しいという人が多いのではないでしょうか。人生経験の中で、失敗したり恥をかいたりして学び、あるタイミングでパンツが脱げるのだろうと思いました。著者自信も自分に自信がなく、自分に厳しく他人にも厳しいタイプだったようです。心屋さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「勝手に傷つく人」「必死に自己正当化する人」は、自分に自信がないのです(p39)


・「食わず嫌い」は、「食べる」ことで変わる(p106)


・「今の自分がダメ」だから、いいセルフイメージをもとうとするのか・・「今の自分を認め」たうえで、いいセルフイメージをもとうとするのか。この二つは、まったく別物です(p97)


「自分がイヤだ!」と思ったら読む本
「自分がイヤだ!」と思ったら読む本
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心屋 仁之助
KADOKAWA/中経出版 (2011-05-09)
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【私の評価】★★★★★(96点)


目次

1章 自信がないあなたへ
2章 自分を認める
3章 自分を肯定する
4章 自分を信じる



著者経歴

 心屋仁之助(こころや じんのすけ)・・・兵庫県生まれ。性格リフォーム心理カウンセラー。大学卒業後、大手物流企業に就職、現場営業を経て、営業企画部門の管理職となる。19年間勤めた後、自身の問題解決を通じて心理療法と出合い、心理カウンセラーとして起業。京都を中心に心理療法・NLPを取り入れたセラピーを行う。自ら性格を改善した体験から「性格改善」を専門とする。


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