「働く君に贈る25の言葉」佐々木常夫
2016/01/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
東レで取締役となった佐々木さんが、今の若者に伝えたいことをまとめた一冊です。まず、与えられた場所で、ベストを尽くすこと。その職場の上司の長所を生かし、先輩の良いところを学ぶのです。
文句を言うまえに、先輩の技術を盗み、自分を育て、会社にとって良い提案をしていくのです。職場に不満を持つ若い人に伝えたいのでしょうね。
・プアなイノベーションより、優れたイミテーション・・優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ることです(p63)
私が参考にしたいのは、なんでも手帳にメモすること。仕事はゴールから逆算して組み立てること。そして、どん底でも決して諦めないことです。著者の体験が参考になりました。会社員の人なら読んで自分の仕事を振り返ってもらいたいものです。
佐々木さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・ノートを確認しますよね?ところが、だいたいその数字を覚えているんですよ。なぜか?自分の手で書いたからです(p100)
・3年でものごとが見えてくる。30歳で立つ、35歳で勝負は決まり(p56)
・言葉に魂を吹き込むのは君の生き方だ(p106)
・その責任者の方は、「まぁ、よくあることだから、気にしないでいいよ」と言って、やり過ごすことだってできたのです。だけど、きちっと怒ってくれた。これは、感謝すべきことです(p122)
・仕事はその結果が形になって残ります。「これは俺がつくった工場」「あれは俺が立ち上げた事業」などと自分が投入した努力が形となって残るのです(p19)
・欲がなければ、壁にぶつかることもありません。欲があるから、やりたいことがあるから、人は思いっきり壁にぶつかることができるのです(p33)
・入社してホンダウェイを学ぶのもいいだろう。しかし、君たちが何かを持ってこなければ明日のホンダはない。ホンダを変えることに君たちの価値がある(ホンダ前社長の福井威夫)(p132)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
1 強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せにはなれない。
3 欲をもちなさい。 欲が磨かれて志になる。
4 「それでもなお」という言葉が、 君を磨き上げてくれる。
5 君は人生の主人公だ。 何ものにもその座を譲ってはならない。
10 すぐに走り出してはいけない。 まず、考えなさい。
12 事の軽重を知る。 それが、タイムマネジメントの本質だ。
15 物の重量感を知りなさい。
23 逆風の場こそ、 君を鍛えてくれる。
24 運命を引き受けなさい。
著者経歴
佐々木 常夫(ささき つねお)・・・1944年生まれ。1969年東レ入社。長男が自閉症、妻がうつ病のため、育児、家事、看病をするため毎日18時に退社。2001年東レ同期トップで取締役。2003年より東レ経営研究所社長。経団連理事。
読んでいただきありがとうございました!
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