「稼げるコンサルタント 稼げないコンサルタント」柳生 雄寛
2015/04/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
年収1000万円を超えるコンサルタントになるためには、どうすれば良いのでしょうか。コンサルタントは自営業ですから、年収300万円のコンサルタントもいれば、年収1億円のコンサルタントもいる。まず、考えるべきは、時給をいくらにするのか、ということです。
一度、安い時給で仕事を請けてしまうと、単価を上げることが難しくなります。安い時給の仕事で時間が埋まってしまうと、自分自身のコンサルティングスキルをアップする時間がとれなくなってしまいます。そうなると、時給が上がる可能性がなくなってしまうのです。
・年収1000万円のコンサルタントは、「時給5000円です」・・・では、3000万円では?「時給1万5000円」です。1億円では?「時給5万円」(p10)
では、今の時給をどう上げていくのか。そのためには、だれにでもできる作業を止めなくてはいけません。そうした時間を使って、自分の価値を上げていくのです。ノウハウを積み上げていくのです。コンサルタントの仕事は、作業者としてではなくコンサルタントとして経営者にアドバイスをし、実行させ、成果を出してもらうことです。そして、成果の出るノウハウをコンテンツ化して広く売っていくのです。
具体的には、お客様を1本釣りで探し出し、全身全霊をかけて問題を解決して実績をつくるのです。その成果が出たノウハウを、誰もが学べる形にして、販売するのです。最終的には商業出版で告知して、専門家の地位を確立するのです。
・「具体的な課題=明確な理想-正確な現状」です。決めるとは、何かを捨てるということです(p164)
著者自身は、高額の「サムライコンサル塾」、フランチャイズの「成功塾」、さらに低価格の「自己PR教室」をフランチャイズしています。いかに確かなノウハウをコンテンツ化し、フランチャイズし、大きく売っていくのかがノウハウだと思いました。自分が動かなくても、お金が入ってくる仕組み、そうした考え方が必要なのだとわかりました。
柳生さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・もらうギャラの3倍はクライアントに稼がせる(p42)
・稼げるコンサルタントは好き嫌いで仕事を引き受ける(p76)
・「あの本は何回読んだ?」「1回です」と答えたら、メンターは「僕は何十回も読んでいるよ」(p232)
すばる舎 (2015-04-09)
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【私の評価】★★★★★(91点)
目次
第1章 年間報酬3000万円を実現し、1億円超えも現実的になる「年収戦略」の違い
第2章 嫌な客をシャットアウトし客単価も7倍になる「営業戦略」の違い
第3章 時給5万円のコンサルフィーを獲得する「対人スキル」の違い
第4章 年収1000万円超えが当たり前になってしまう「マインド」の違い
第5章 500人以上に伝授した業種・業態・規模関係なく使える「コンサルスキル」の違い
第6章 億万長者も実践している1冊の本を100回反復する「学習戦略」の違い
著者経歴
柳生雄寛(やぎゅう たけとも)・・・実践経営コンサルタント。神戸生まれ神戸育ち。経営コンサルタント養成講座「サムライコンサル塾」塾長。全国8か所、2019年現在100期開催、塾生700名以上。「成功塾(商標登録済み)」主宰。全国25か所以上で開催実績あり。各地域で成功塾主催者が誕生している。19歳の時に起業。イベント企画、人材派遣、飲食店経営、通信関連事業、輸入代行業など数多くの事業を立ち上げた後、船井総合研究所にヘッドハンティングされ、入社。1日のコンサルティング報酬が35万円以上というトップコンサルタントとなる。その後、船井総合研究所から独立し「人生は、誰と出会うかで決まる!」をコンセプトにマックスビジョン株式会社を設立。
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