「サラリーマンのキャリアアップは人間関係が9割」田中 つかさ
2015/04/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
■サラリーマンの出世には、
良好な人間関係が欠かせない。
この事実が本当に分かっているのか
確かめるための一冊です。
著者は、出世するためには、
まず失敗しないことが
大切であるとしています。
そのためには、
失敗しない力量はもちろんですが、
社内に仲間が多ければ、失敗しても、
深手を負う可能性が低くなる。
・大半のサラリーマンは減点主義で評価されているため、ミスをしないことが極めて重要・・・そのために、いざというときに助けてくれる味方をつくっておきます(p20)
■そして、
サラリーマン経営者を目指すのであれば、
作業をするのはやめましょう。
そして、仕事関係はもちろん、
プライベートでも役員や
キーパーソンとの関係を作ること。
この人に頼めば、
その部門の人を動かして
なんとかしてくれるという
信頼を構築することが大事なのです。
・誰にでもできる仕事などしないと線を引いてしまうことです。なぜなら、管理職の仕事は作業をすることではなく、的確に人を動かして作業をさせることだからです(p90)
■自分で仕事はできなくても、
仕事をしてくれる人がいれば
いいのです。
神輿を担ぐ人がいれば、
神輿のように担がれる人がいる。
経営者になるということは、
担がれる人になることなのです。
当たり前のことですが、
確かにそのとおりだと思いました。
田中さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・出世するサラリーマンは評判の良い役者である・・自分の感情を常に巧みにコントロールすることができ、相手の感情まで操り、人間的な魅力を表現して相手を虜にして、ファンにしてしまう(p40)
・パーソナルな情報こそが、キーパーソンに近づくための武器になります・・パーソナルな情報を収集することが、キーパーソンからの評価の減点を防ぐことにもつながります・・・(p111)
・相談をよくする人のほうが誠実な仕事をする人として、信頼が高まります・・「上司や先輩を頼る」・・仕事ができても、組織に所属している以上、スタンドプレーは是とされないのです(p35)
・目上の人や初対面の人が集まる場では、1回は自発的に発言することを自分に課してみてください。(p64)
・結局のところ「社内で必要とされている人」は、技術やスキルを備えていることはもちろん、「人を動かせる」ということです(p153)
・嘘をつく、人を騙す、信用できないなどといった悪評が一度広まってしまうと、良い評判を取り戻すことはほぼ不可能だと考えてください(p77)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★☆(85点)
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目次
第1章 がむしゃらに仕事をしてもキャリアアップできない
―サラリーマンの出世を決める「社内政治」とは?
第2章 キーパーソンは組織図や肩書きだけではわからない
―キャリアアップの第一歩は「社内勢力図」の把握
第3章 敵が増えれば出世が遅れる
―苦手な人、嫌いな人をつくらずに「評判の良い社員」になる
第4章 仕事で失敗しない人はいない
―ミスをしても減点されない「社内ネットワーク」を構築する
第5章 内情に疎いサラリーマンはキャリアアップのチャンスを逃す
―社内の「最新動向」をキャッチして巧みに人を動かす
第6章 出世と失脚は背中合わせ
―「人間関係」を常に見直して生涯のキャリアを築く
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