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「黙っていても人がついてくる リーダーの条件」永松 茂久

2015/03/20公開 更新
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黙っていても人がついてくる リーダーの条件


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー


リーダーは理念を伝える

組織を強くするリーダーになりた人へのアドバイスです。リーダーは理念を伝えないといけません。何のためにこの仕事をしているのか、どういった組織にしたいのか、明確化するのです。


すると一部の人は、去っていくことになるのです。それは価値観の違いで仕方がない。あなたは、残った人を大切にすればいいのです。


あなたの一番近くにいる人・・この人たちを喜ばせることすらできずに、その向こうにいるお客さんを喜ばせようと思ってもそれは無理だ(p29)

ナンバーツーと協力する

そしてやはり、ナンバーツーとの関係が大切なようです。だれも付いてこなくても、一人、二人がついてきてくれれば、なんとかなるのです。そこでナンバーツーが、リーダーを否定するようでは、組織は崩壊するのです。


だから自分でやったことであったとしても、それを部下の手柄として人に伝えるくらいの器量がほしいのです。いいリーダーは、そうやって協力者を作っているのです。


現場を束ねるナンバーツーに協力してもらえるよう、やる気のない人に時間をとられすぎないようにしているという。周りのためにも、ある程度のところでの見切りは必要だというのです。


リーダーは何をおいても、このナンバーツーとのやりとり、会話に力を入れたほうがいい。このゆがみを整えると、組織は一気に活性化する。(p70)

近くにいる人を大切にする

著者の師匠や大恩人たちは、「とにかく身近な人が満足しないと、必ず組織は壊れていく」と言っているという。つまり、今近くにいる人を大切にする。それが大事だとわかりました。


今いる人から尊敬され、畏れられ、付いてきてもらえなければ、どこに行ってもうまくいかないでしょう。永松さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・若手社員がよいアイデアを出してきても反対ばかりするリーダーだったりすると・・・若手社員はやる気を失い・・リーダーが"我"を出しすぎると組織は硬直化してしまう(p82)


・「人に頼る」のではなく、「人を活かす」という考え方にシフトする(p84)


・自分に合ったものをとにかく何回も読みな・・とにかく一冊を読み込んで、現場で活かすんだ(p200)


・「結果だけがすべてではないけれど、人は結果を見るよ。残念ながら世の中はそうなっているんだよ」(p220)


黙っていても人がついてくる リーダーの条件
黙っていても人がついてくる リーダーの条件
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永松 茂久
KADOKAWA/中経出版
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【私の評価】★★★★☆(80点)


目次


第一章 こんなリーダーに人はついてくる
第二章 強いチームのつくり方
第三章 部下で悩んだときに覚えておくべきこと
第四章 リーダーとしてやってはいけないこと
第五章 経営リーダー、これから経営リーダーになる人が覚えておくべきこと
第六章 自分を強いリーダーに育てる方法
最終章 新しい時代のリーダーの条件



著者紹介


永松茂久(ながまつ しげひさ)・・・株式会社人財育成JAPAN 代表取締役。大分県中津市生まれ。2001年、3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで毎年4万人(うち県外1万人)を集める大繁盛店になる。人材育成法には定評があり、全国で多くの講演、セミナーを実施。「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、講演の累計動員数は延べ80万人にのぼる。2016年より、拠点を東京麻布に移し、現在は自身の執筆だけではなく、次世代の著者育成、出版コンサルティング、出版プロデュース、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する。


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