「愛されたい!なら日本史に聞こう 先人に学ぶ「賢者の選択」」白駒 妃登美
2014/10/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
「人生に悩んだら「日本史」に聞こう」の第2弾です。生きていくうえで、どうすれば「人に愛される人」になれるのか、教えてくれる一冊です。まずは、人の重要感を満たしてあげることですね。
・秀吉は、夜、城を見回る際に、部下のことを名前で呼んだ、そしてその部下の年老いた母親の体調まで気にかけていたといいます。姫路城に詰めている兵の数は、約800(p25)
しかし、人の重要感を満たしてあげるためには、まず自分の自己重要感を満たさなければいけません。そのためには、根拠のない自信を持つこと。自分に暗示をかけるのです。そして、自分の欠点を責める人とは、できれば付き合わない。欠点を知って、それさえも愛してくれる人を探すのです。
・欠点を見せずに、取り繕って付き合う人間関係ではなく、「その欠点が好き」って思ってもらえるというのが、史上最強の人間関係じゃないかな、と思います(p41)
歴史のエピソードを添えていかに生きていくべきか、学ぶことができました。こうした歴史の楽しみ方があるんだなあ・・と感動したので★5としました。白駒さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自分自身で自己重要感を満たすことができるようになれば、それはまさに生き方の達人!・・・私の場合は・・「大丈夫!西郷さんだけは、私の気持ちをわかってくれているから」(p30)
・相手の個性を長所と受け取るのか、短所と非難するのか。問題は相手にあるのではなく、受け手の自分が愛情をもって人に接しているかどうかなんですね。(p50)
・古来、日本人は「役割を全うする」ということをとても大切にしてきました・・・江戸時代には、こんな言葉があったそうです。「駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋をつくる人」(p91)
・運のいい人の共通点の一つに、「不確かな未来に対していつも積極的」・・・実は「迷ったらGO!」が、私のモットーのひとつなんです(p100)
・男としての死場所を得ることと、家族の幸せを願うこと。(p108)
・「三脱の教え」・・・江戸っ子は、初めて会った相手に対して、不用意に本名を明かすということをけっしてしませんでした。それだけでなく、相手の年齢、職業、地位や身分を訊かないという、暗黙の習慣があった(p103)
・ABCすべてを満たす物件なんて、世の中にあるわけないんですから。Aをすべて満たしていたら、それは「買い」ですよね。・・結婚に限らず、決断できない人って、優先順位があやふやなんですよね。(p216)
祥伝社
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【私の評価】★★★★★(91点)
目次
第1章 異性からも同性からも、愛される人になるために
第2章 賢人に学ぶ 開運の法則
第3章 人生を変える「縁」とめぐりあうための賢者の選択
第4章 日本史を彩る、「愛され上手」列伝
第5章 初公開! 白駒流幸せな結婚のためのヒント
著者経歴
白駒 妃登美(しらこま ひとみ)・・・福沢諭吉に憧れ慶應義塾大学に進学。卒業後、日本航空に勤務し、1992年には宮澤喜一首相訪欧特別便に乗務。その後、企業の接遇研修講師、結婚コンサルタントとして活動中に、大病を患う。「今を受け入れ、この瞬間に最善を尽くし、天命に運ばれていく」という天命追求型の生き方にシフトする。生き方を変えたことで奇跡的に病状が快復。2012年に(株)ことほぎを設立。講演や著作活動を通じ、日本の歴史や文化の素晴らしさを国内外に向けて発信している。
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