「迫り来る日本経済の崩壊」藤巻 健史

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迫り来る日本経済の崩壊

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■円安による日本復活を予想する
 藤巻さんの一冊です。


 藤巻さんは以前から
 円安誘導を主張していましたが、
 なかなか実現しませんでした。


 ただ、いずれ財政は破綻し、
 大幅な円安になるのは
 間違いないと思います。


・税金で50兆円集め、社会保障費で40兆円を再配分。
 これで財政が破綻しないわけがない(p147)


■本来なら、もっと早く
 調整が入ってもいいはずなのです。


 多くのトレーダーが円安を予想して
 散っていきました。


 ここまで円高が続き、財政赤字が累積するのは
 予想外だったでしょう。


 それだけ日本の国債を購入する仕組みが、
 強固だったのです。


・ゆうちょ銀行は、いまでも資産の65.3%を国債購入
 あてています。一時は88%でした。ゆうちょ銀行が
 米国の金融機関なら考えられないポートフォリオです(p38)


■しかし、借りたものは返さなくてはなりません。


 蓄積されたものが大きければ、
 反動はそれだけ大きくなります。


 いずれ、財政破綻すれば、
 超円安になって日本は復活する


 それを分かったうえで、
 そうなったら耐えがたきを耐えていく、
 という心の準備が必要なのだと思います。


 藤巻さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・長期金利が上昇したら、
 日本経済はただちに一巻の終わり・・・
 その後は大幅円安によって、
 日本経済は急速に回復する(p12)


・「資産価格の上昇こそが、景気回復の原動力になる」
 というのが、この二十数年の私の主張です・・
 株や不動産の値段が上がれば、保有者がお金持ちに
 なった気になり、消費を増やす(p66)


為替とは、まさに値段そのもの(p70)


・所得の多い人はインフレが来そうだと思うと、
 現金預金から外貨資産、株、不動産など
 インフレに強い資産に転換をはかるでしょう(p105)


・安倍首相は「破綻を早めて膿を出し切った男」として、
 黒田日銀総裁とともに歴史に名を残すかもしれない
 と思っています。(p197)


・いま外貨をお勧めしている理由は、
 「日本が財政破綻をしたときの備え」であって、
 「一種の保険」をお勧めしているのです(p201)


・ドル預金の為替差益は、雑所得です・・・
 ドルのMMFでは、譲渡益が非課税です。
 為替差益を含む譲渡益に関して、公社債投資信託
 では課税されないからです(p210)


迫り来る日本経済の崩壊
藤巻 健史
幻冬舎
売り上げランキング: 80

【私の評価】★★★☆☆(79点)



■目次

1章 財政破綻のリスクは日に日に高まっている
2章 アベノミクスで景気は本当によくなるのか
3章 このままいけばハイパーインフレまっしぐら
4章 量的緩和に出口はあるのか
5章 なぜこんなに借金を抱え込んでしまったか
6章 財政再建の道はあるのか
7章 大丈夫か、黒田総裁?
8章 財政破綻はいつ起きるのか
9章 日本は必ずよみがえる
10章 いまからでも遅くない! 資産を防衛する秘策


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