「指示待ちスタッフが変わる仕組み」森 昭
2014/05/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
■指示待ちスタッフにイライラしていた
歯科医院が、やる気に満ちた歯科医院に
変わった!というストーリーです。
最近の若い人は、
平気で思ったことを言いますので、
こんな会話があったそうです。
「院長、玄関に犬のフンが落ちていました」
「なんで、片づけないの」
「私は外回りの掃除当番ではありません」・・・
このようなスタッフに恵まれ、
森さんはイライラすることが
多かったようです。
・「イライラ手帳」をつけて、どんなときに自分がイライラするかを分類・・・(p76)
■イライラすると、スタッフへの対応も
厳しくなります。するとますます
スタッフのやる気がなくなっていく。
悪循環でした。
そんな中、森さんは、『陽なた家』という
飲食店と出会いました。
スタッフが生き生きと仕事をしているのです。
自分の医院とは正反対でした。
そこから森さんは、『陽なた家』の永松さんに
学び始めるのです。
そして、すべては自分が原因で、
人を大切にすることを学びます。
・「なんで、こんな失敗するのだ!」ではなく、「言いにくいことを言いに来てくれてありがとう。私がここはなんとかするよ。一緒にがんばろう」・・・とスタッフに声掛け(p52)
■自分が変わっても、
周囲の人は急に変わりません。
人は、だんだんと変わっていくのです。
協力者が出てきて、
職場が変わりはじめます。
職場が変わりはじめると、
逆風も吹きます。
場合によっては、職場を離れる人も出てくる。
それは職場が変わりはじめたからです。
・人が辞めるのは変革がうまくいっている証拠(p109)
■リアルのストーリーで
職場は急に変わらないとわかりました。
地道に、着実に、人のために、
仕事を工夫していくのが、
大事なのですね。
森さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・スタッフのやる気にスイッチを入れる魔法の言葉・・「○○さんは、本当にがんばり屋さんだもんね」(p57)
・イライラしたときに、「それって、それほどたいしたことですか?」と心の中で自分に語りかけるのです(p77)
・サプライズパーティをしましょう(p129)
・子分が俺のために命をかけるかどうかは知らない。だが俺は子分のためならいつでも命をかける覚悟がある(清水の次郎長親分)(p155)
現代書林
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【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
第1章 いつも忙しいリーダーは指示待ちスタッフで悩んでいる
第2章 指示待ちスタッフをつくったのは、リーダーのあなただった
第3章 「イライラしない」が指示待ちスタッフを変える第一歩
第4章 「任せること」でリーダーは楽になる
第5章 「指示待ちスタッフ」を「頼れる仲間」に変身させる仕組み
第6章 女性スタッフがいるリーダーに伝えたい「すごい仕組み」
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