「原因と結果の36の法則」ジェームズ・アレン
2014/03/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
ジェームズ アレンといえば、「原因と結果の法則」「引き寄せの法則」ですね。この本は、その本質をわかりやすく解説するために、アレンの『心のなかの成功』というテキストを解説・改稿したものです。100年前に、こうした成功哲学の本質が書かれていたというのに、人類は今もまだ成功するために学んでいる途中なのです。
ジェームズ アレンの基本的な考え方は、「人は心の中で考えている通りの人間である」ということです。自分の人生を作っているのは自分自身なのですから、自分の人生に責任を持たなくてはならないのでしょう。
・周囲の世界はあなたの心を映す 華鏡である(p64)
人は自分にぴったりの人と出会い、自分にぴったりの出来事と遭遇し、自分にぴったりの人生を歩みます。松下幸之助さんは、「世間は正しいものである」と言っていました。自分のやったことに対し、世間はそれにぴったりの答えを出してくれるであろうという信念、確信、信頼があったのでしょう。
・人は自分が欲するものではなく、自分という存在に見合ったものを引き寄せる(p44)
人は自分の撒いた種の実を収穫することになっています。不平不満の種を撒けば、その不幸が成長し、感謝の種を撒けば、その果実が実るのです。それは自然の法則であり、当然の結果なのでしょう。アレンさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・どんなに偉大な業績といえども、最初はただの夢にすぎない(p86)
・人間は自らの人格の担い手であり、自らの人生の鍛造者であり、自らの運命の建築家です。自分の思考をよく観察し、制御し、変えてみてください。(p137)
・人は自分自身の内部で思考の法則が働いているのを発見した時にのみ、賢い主人になれる。(p29)
河出書房新社
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
ジェームズ・アレンの生涯
原因と結果36の法則
心のおもむくままに
著者経歴
ジェームズ・アレン・・・1864年、英国生まれ。父親の事業の破綻と死から15歳で学校を退学。以後、さまざまな仕事に就きながら独学で学び、38歳で執筆活動に専念する。作家としてのキャリアは他界した1912年までの9年間と短いが、執筆された19冊の著書は世界中で愛読され、とくに1902年に書かれた『AS A MAN THINKETH』は、現代成功哲学の祖として知られるナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールなどに強い影響を与えた。いまなお、自己啓発のバイブルとして、世界中で読まれつづけている
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