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「ジェームズ・アレン全一冊」

2022/05/29公開 更新
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「ジェームズ・アレン全一冊」


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

 日本で「原因と結果の法則」として紹介された、「As a Man Thinketh」を含むジェームズ・アレンの著作を集めた一冊です。アレンは環境を変えるのではなく、自分の心を律することで、環境を変えようと推奨しています。自分が変わることで、求めた結果を引き寄せるのです。これが、「原因と結果の法則」なのです。


 力によって他人をコントロールすることはできますが、別の力によってコントロールされてしまうかもしれません。反対に自分をコントロールすることができる人は、他人からコントロールされず、環境をコントロールできるのです。自分の心を正しく有益で清らかなものとすることによって、人生をコントロールするのです。


・他人を征服する人は勇敢ですが、自分自身を征服する人は最高に気高い人です(p72)


 後半は欲望を放棄すること、怒りを消し去り、愛で世界を満たせば、悪は消滅するという日本の防衛方針のような理想論となっていきます。確かに、すべての人が戦争に反対し、平和を実践すれば、世界は平和になるのです。聖書からの引用が多いので、アレンは理想論者のように感じました。


 アレンが考えるのは、この世の中の法則が「適者生存」だとすれば、どのような人が生き残るのかということです。平和を愛する人が生き残るのか、それとも強い者、残酷な者、利己的な者が生き残るのでしょうか。アレンは、親切で、思いやりがあり、正義や愛を信じる人が生き残るであろうとしています。私も、それを信じたいのですが、現実は厳しいようです。
 

 アレンさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・人は誰もが、心のなかで考えている通りの人間である・・・自分が考えているそのものなのです(p16)


・人は、環境改善のための努力は惜しみませんが、自分自身を改善することにはとても消極的です(p19)


・あなたを取り巻く世界は、あなたの心の万華鏡です(p21)


・性格は既成のものではなく、「進化」するものなのです。性格は、数えきれないほどの行為の組み合わさった結果なのです(p34)


・7つのルール・・1悪い習慣を断ち切る。2良い習慣を形成する。3目の前にある務めに専念する。4やるべきことは意欲的にすぐやる。5規律ある生活を送る。6話す言葉に注意する。7心を律する(p41)


・貧困はそれ自体が悪ではなく、貧しい人の性格や心の状態に応じて、悪にも善にもなり得るのです。富もまた同じです(p170)


・「自分は今何の種を蒔いているのだろうか」、「自分は今まで他人のために何をしてきただろうか」・・・と自分に問いかけてみてください(p186)


・労働の引き換えに受け取る金銭が、報酬のすべてではありません・・人の役に立ったことへの一番のご褒美は、より役立つようになることだからです(p317)


▼引用は、この本からです
「ジェームズ・アレン全一冊」


【私の評価】★★★☆☆(75点)


目次

思いのままに
運命の支配者
情念から平和へ
幸福と成功の礎石
平和の道
心のなかから
喜びに満ちた人生
心、身体、環境の主としての人間
穏やかな人生へ
善の門を通って
繁栄を支える八本の柱
神の王国への第一歩
人生の困難を照らす光
人間と組織
成功への道
素晴らしい生活



著者紹介

 ジェームズ・アレン(James Allen)・・・1864年、英国生まれ。父親の事業の破綻と死のため15歳で学校を退学。以後、様々な職業につきながら独学で学び、1902年、38歳のときに執筆活動に専念。他界した1912年までの約9年間の間に執筆した著書は世界中で愛読されている。特に1902年に書かれた『AS A MAN THINKETH』は、現代成功哲学の祖として知られるデール・カーネギー、アール・ナイチンゲールなどに多大な影響を与えた。今なお自己啓発のバイブルとして、世界中で読み継がれている


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