「心の中の自分と語れ―考えるヒント生きるヒント4 心がみるみる軽くなる珠玉の9編」ジェームズ アレン
2011/09/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
ジェームズ アレンといえば、「原因と結果の法則」です。ところが、この本を紹介していなかったことに、はたと気がつきました。自分らしい人生をおくるためのヒントが、この本に隠されているのです。
まず、自分を統治すること。自分を大切にすること。強さと優しさを同居させる智恵を持つこと。そうした自分を確立することが、大切であると説いています。日本では「徳」と表現されているものなのでしょう。
・真に成熟した人間の中では、この上ない優しさと不動の強さという、一見相反する二つの要素が混ざり合い、調和しています。(p46)
また、自分が正しいと信じることを、速やかに実行せよと推奨しています。自分の人生なのですから、自分自身の良心を尊重すべきなのです。自分の個性をいかに活用するのか、自分しだいということです。私たちは、周囲の環境を変えるよりも、自分の行動を変えることができます。自分に命令を発することのできるのは、自分自身だけなのです。
後半は、やや同じようなことの繰り返しで、だれてしまいますが、前半は秀逸だと思います。アレンさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・あなたの感情は、あなたの統治者ではなく、あなたの召使いであり、奴隷であるべきものなのです。(p43)
・「私たちの喜びと悲しみは、どちらも私たち自身の心が創りだすもの」(p3)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
勇気の章
強さの章
パワーの章
幸せの章
自由の章
安らぎの章
穏やかさの章
意識の章
知識の章
著者経歴
ジェームズ・アレン・・・1864年、英国生まれ。父親の事業の破綻と死から15歳で学校を退学。以後、さまざまな仕事に就きながら独学で学び、38歳で執筆活動に専念する。作家としてのキャリアは他界した1912年までの9年間と短いが、執筆された19冊の著書は世界中で愛読され、とくに1902年に書かれた『AS A MAN THINKETH』は、現代成功哲学の祖として知られるナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールなどに強い影響を与えた。いまなお、自己啓発のバイブルとして、世界中で読まれつづけている
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