「自分のための人生―"自分の考え"はどこへいった!」ウェイン・W・ダイアー
2011/09/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
自分のやりたいように生きる
先日に続き、この本も、「あれ?紹介していなかったっけ?」と気づいた一冊です。私がこの本を最初に読んだのは、30歳前後でしょうか。40代になってやっと「自分のための人生」というものが、見えてきたように感じます。
著者が言いたいことは、自分自身の人生だから、自分のやりたいように生きるということです。
そうしたいから・・・それだけの理由で、やりたいことは何でもやればよい。(p161)
人生は自分がコントロールする
それにしても、「自分のための人生」とは強烈な一言です。精神的に自立した人間になろう!ということですが、この世の中では他人にコントロールされた人間がいかに多いことか!もし、あなたの考えをあなた自身がコントロールしないとすれば、いったい誰がコントロールするのですかと著者は問いかけるのです。
自分がどう感じ、何をすべきかを自分の外の世界に求めるのは、愚かなことです。意識して自分は何を求めているのか、考える必要があるのです。それば、自分に責任を持つということであり、自尊心につながるのでしょう。
人生を生きていくうえで、むずかしいけれどもやらなければならないことがいくつかある。精神的に自立するというのもその一つである(p231)
自分の「ものさし」を持つ
自立している人は、自分のなかに「ものさし」を持っているように感じます。つまり、人が言ったからやるのではなく、「自分が納得したからやる」。慣例だからやるのではなく「自分がやりたいからやる」のです。
だからこそ、自立している人は、うまくいっても、いかなくても自分が責任をとれるのでしょう。大切なことが書いてあると思います。ダイアーさん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・謝るのは時間の無駄である。誰かに許してもらわないうちは、気分が落ち着かないというのなら、自分の感情をその人たちに支配されているわけである(p104)
・みんなの気に入るようにはできないということになる。事実、50%の人が気に入っているなら、非常にうまくやっているといえる(p91)
・社会通念で自分を小さくするな・・・絶対といえるものなど何もない。常に理にかなった、あるいはどんな場合にも非常に有用な規則とか法律などはあり得ないのだ。(p185)
・不安定な者だけが必死で安定を求める(p155)
▼引用は下記の書籍からです。
三笠書房
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
目次
1章 「気」の力―ここから一歩進む勇気
2章 自分の価値―「どんな幸せでも」自分で選べる
3章 「自立」と「自尊」の精神―もっと"わがまま"に生きていい
4章 「きのうの自分」を超える―「できない」理由を探すな
5章 「今」が最高のチャンス―「過去」にとらわれない人の強さ
6章 「自分の知らない世界」―失敗を土台に、成功する
7章 「状況打開」の柔軟思考―なぜ「他人の評価」が気になるのか
8章 "けじめ"の行動学―一日、一年、一生をいそがしく生きる
9章 セルフ・コントロールの実践―「怒る心」から自分を解放する
10章 「充実人生」へ―今を楽しみ、もっとシンプルに生きられる
著者経歴
ウェイン・W・ダイアー・・・1940年生まれ。心理学博士。マズローの自己実現を発展させ、「個人」の生き方重視の意識革命を提唱。著書多数。
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