「豊かな資本家になるための成功塾」久保 雅文
2014/03/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
■「金持ち父さん、貧乏父さん」の簡易版です。
面白いところは、
日本の江戸時代の士農工商と
現代社会を比較しているところ。
昔の農民は、最下層ですが、
現代はサラリーマンが最下層です。
昔は8割が農民で社会を支え、
現代はサラリーマンが支えているのです。
そして、最上位には武士、
現代は資本家や官僚がいるという構造です。
・社会的序列 実質(実生活)
江戸時代 士 商 工 農
現 代 資 商 報 労(p31)
■日本ではお金を稼ぐのが悪いような
イメージがあります。
しかし、お金に貴賤はありません。
お金は単なる価値を測り、
価値を交換するための道具です。
ないよりは、
たくさんあったほうが良いですよね。
・経済力があれば、
お金より大事なものを優先できる(p103)
■米国では、サラリーマンより
独立・起業した人が尊敬されている。
小さいなりにも資本家であり、
社長であるからです。
日本にもそうした時代が来るのでしょうか。
久保さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・労働者というものを我国の教育は
イメージ的には比較的上にしているのです・・
米国では、エリートサラリーマンよりも、
どんなに小さくても自分で店を出した人が
尊敬されるものです。・・・(p33)
・「自分の事業を拡大して大規模な企業にする
(Business Owner=経営者となる)」ことを目標として、
小さな事業展開がやっとできるものなのです(p56)
・小資本で起業できるビジネスの存在・・・
一つはお茶とかお花の家元になることです(p67)
・容姿に気を配るのも、勉強をがんばるのも、
スポーツや芸術に力を入れるのも、
自分という価値を上げることによって
有償の愛を得て幸福になりたいためではないでしょうか(p102)
・米国債は30年後には元本が償還されます
(ドル建てでは元本保証)。
それに対して不動産は30年後に購入時の価値があるでしょうか。
かなり老朽化してしまって建物には
ほとんど価値が残っていないと思います(p58)
・デフレの時代は現物資産ではなく、
預貯金で置いておくのが一番いいのですが、
今度インフレになったら、
現物資産を嫌って預貯金で置いていた人は
逆の目にあうわけです(p75)
・預かり資産1000万円以下の「マス顧客層」、
そして、預かり資産1000万円以上の「資産形成層」、
そして、億以上の預かり資産の「富裕層」(p82)
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
■目次
第1章 現代日本の時代背景
第2章 従来の価値観への疑問
第3章 新しい教育の必要性
第4章 大人教育の理念
第5章 大人の再教育カリキュラム
終章 私が経済力を得たかった理由
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