「ネットワーク・ビジネス組織づくりの12原則」久保 雅文
2014/05/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
■ネットワークビジネスで資産を築き上げた
久保さんの一冊です。
ネットワークビジネスという怪しげな商売で、
いかに仲間を集めるのか。
まず、メンバーに
「自分もいつかはリーダーのようになれる」
という希望を持たせること。
未来の自分のイメージを
しっかり植えつけるのですね。
・たしかにいまは、「上君」一人しか「うまみ」は
ないかもしれないが、必ずその他のメンバーにも、
こういうチャンスがやってくるのである。
リーダーは、そこを気づかせなければならない(p26)
■そして、リーダーはメンバーから
尊敬される存在でなければならない。
尊敬されるためには、
感謝と反省と思いやりの心を持つことが大事。
そして、仕事ではメンバーが実績を出せるよう、
全面的にサポートしてあげるのです。
もし、あなたがそうした人でないとしても、
そうした人間を演じなくてはなりません。
・感謝と反省、それに人に対する思いやりを失ったら、
ネットワークビジネスに限らず、
人間という商売もおしまいだと思う。(p80)
■やっていることがいいことなのか、
悪いことなのかの議論は別にして、
人を引込み、やる気にさせる技術はすごいと思いました。
仕事においては、メンバーが
半年後に30セット売る目標であれば、
2カ月に10セット。
そのためには、○人の組織づくりが必要。
だから、○○を紹介してあげよう・・
という具体的なサポートをしてあげて、
実際に成果を出してあげるわけです。
これを普通の仕事に活用できたら
すごいだろうな・・・と感じました。
(そう感じさせるのが技術なのでしょうが・・・)
久保さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ありがとうございます・・・感謝
申し訳ありませんでした・・・反省
大丈夫ですか・・・思いやり・・・
自分はこの言葉を今日は一日に何回使っただろうかと、
眠りにつく前にぜひ振り返っていただきたい(p94)
・協力者をつくるために必要な習慣の三つ目は、
嫌なことを自ら進んで行うことだ・・・
人前に立って話をする、人に人を紹介し細かく
つなぎをつけてあげる・・・(p54)
・グループや他人に対して、
本当の意味での愛情を持つ習慣だ・・・
ときには嫌われても、相手が良くなるようなことを
言わなくてはいけないことがある(p66)
・リーダーにとっては、組織の人間の競わせ方も重要である・・・
まずAさんの前ではBさんを褒める。
そしてBさんといるときは、Aさんを褒めるのである(p189)
・自分の力が強くなってしまったと勘違いをして、
横柄は態度を取ったり相手の協力を拒んだりしていると、
いつかどこかで立場が入れ替わって、しっぺ返しが
絶対来るのだ。自分が強い立場に立ったときこそ、
相手に対して思いやりや感謝の気持ちを普段以上に
表現すべきだろう(p51)
・まず、相手のいい面のほうを尊重し、
「もうちょっとこうしたほうが、あなたはもっとよくなるよ」
という注意の仕方を選んだほうが
相手は伸びてくれるものである(p110)
・極論を言えば、たとえば組織の上の人間のやり方・考え方を
そっくり真似してまなんでいけば、だいたいその人に
近づくことができる。(p113)
・私の「努力」の定義は、
できないことをできるようにすること。
新しい何かを身につけることである。(p149)
龍門出版社
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【私の評価】★★★★☆(80点)
■目次
第1章 動機の原則―人の心、石にあらず
第2章 攻撃の原則―まず、六つの習慣を武器にする
第3章 防御の原則―最大の防御は感謝と反省
第4章 尊重の原則―目標という言葉の軽さ、結果という現実の重さ
第5章 模範の原則―どんな個性も、朱に交われば赤くなる
第6章 気運の原則―五つの「気」で組織を鼓舞する
第7章 理解の原則―異常か正常か、逆もまた真なり
第8章 援護の原則―本物の弱者と偽物の弱者
第9章 競争の原則―上も下も、日々是決戦
第10章 期待の原則―君よ、熱く未来を語れ!
第11章 迅速の原則―先んずれば、すべてを制す
第12章 自然の原則―炎の命、わずか一万日...だからこそ
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