「経済は世界史から学べ」茂木 誠

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経済は世界史から学べ!

【私の評価】★★★☆☆(78点)


■過去の歴史から経済を学ぶという一冊。


 ある面では正しく、
 ある面では正しくないのでしょう。


 まず、経済の歴史は
 インフレとデフレの歴史です。


 バブルもあれば、
 バブルが破裂することもあるのですね。


・政府が直接、通貨発行権を握ってしまうと、
 紙幣の乱発によりインフレを招きやすくなります。
 そこで、(中央)銀行に国債を引き受けさせ、
 代わりに通貨発行権を独占させたのです。


■面白いところでは、貿易です。


 過去には、ブロック経済という
 保護主義が戦争を引き起こしました。


 そうした反省に立てば、
 戦争よりは経済戦争をしたほうがいい。


 反対も多いと思いますが、
 自由貿易を推進したほうが、
 国益を考えれば望ましいのでしょう。


・イギリスのマクドナルド内閣は、イギリス連邦を
 カナダに集め、連邦内の低関税と域外商品に対する
 200%の高関税を決定・・・アメリカとフランスも
 これに続いた・・・植民地の少ない日本・イタリア、
 植民地を没収されたドイツの工業は深刻なダメ―ジを受け、
 戦争による市場確保を主張する世論が高まります(p108)


■歴史が繰り返すのは、
 わかっちゃいるけど、止められない、
 ということもあるのだと思います。


 ちょっと頭の良い類人猿である人類は、
 同じ歴史を繰り返すのか、
 それとも過去の反省に立ち、
 新たな歴史を作るのか。


 興味深いですね。


 茂木さん、 
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・唐王朝は・・・「官僚機構の肥大化と軍事費の拡大→
 増税と民業圧迫→景気後退と貧困層の増大
 農民暴動と軍の離反→王朝崩壊」というパターンは、
 このあと明朝、清朝でも繰り返されます(p172)


・政治家、官僚が人気とりや私服を肥やすための
 公共事業を行い、国力を衰退させた(p173)


・イギリスは土地がやせているため、
 安くておいしいフランス産穀物が悩みのタネ・・
 そこで、穀物輸入を制限する穀物法を制定する・・・
 安い輸入穀物が入ってこなくなったため、
 国民は飢えに苦しむ・・
 ジャガイモの伝染病により、飢えは悪化。
 何百万人の死者が出たといわれる(p99)


・輸入自由化とその影響・・・
 牛肉とオレンジ・・1991年に輸入自由化
 米(タイ米)・・・1993年に部分的に輸入自由化・・
 味覚や安全性の問題から消費は増えなかった(p113)


経済は世界史から学べ!
茂木 誠
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


■目次

第1章 お金(1) 円・ドル・ユーロの成り立ち
第2章 お金(2) 世界経済と国際通貨
第3章 貿易 経済の自由化
第4章 金融 投資とバブル
第5章 財政 国家とお金


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