「"覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」池田貴将
2014/01/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(94点)
要約と感想レビュー
■本書を編訳した池田貴将さんの
仙台チャリティー講演会に
参加したので購入。
吉田松陰のことは、
本を読んで知識として知っていましたが、
どうして、たった2年間の松下村塾から
多くの指導者が育ったのか。
どうして牢獄で、多くの人が、
吉田松陰に傾倒したのか。
この本で、その答えが理解できました。
150年前にここまで大きな志と
思想が進んでいたとは驚きました。
・私は何千年という未来にかかわる仕事をしています。それに比べたら、出世とか成功なんて、この身ひとつにかかわるだけの、ほんのささいな出来事です。死んだって、泣く価値もありません(p138)
■人には「才能」がありますが、
「才能」はあくまでも道具。
根本的な部分として、
「自分の人生で何をなしたいのか」
というものがなければならないのです。
そのために、
自分に才能があれば活かせばいい。
才能が足りないのなら、
人に助けてもらえばいい。
大事なのは、
何を成したいのかという
志ということです。
・人は「なんのために生きているのか」で決まるのです。心に決めた目標のない人間は、もはや「人間」とは呼びません。もし思い出せないなら、今すぐ思い出す時間を作るべきです(p125)
■日本がここまでになったのは、
吉田松陰をはじめとした志を持った
先人がいたからなのだ、
そして、
こうした人が存在する日本という国家として、
日本も捨てたものではないと感じました。
チャリティ講演会も楽しめました。
池田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・いかに素早く一歩目を踏み出せるか。いかに多くの問題点に気づけるか。いかに丁寧に改善できるか。・・・大切なのは、不安をなくすことではない。いかに早く、多くの失敗を重ねることがでいるか(p26)
・この肉体は自分、かつ一時的なものであり、この心は宇宙、かつ永遠のものである。というのが私の考え方です(p53)
・行動を積み重ねましょう。必要な知識や言葉は、やっているうちに身につきます(p58)
・「自分にできることはなんだろう?」自分が属しているものはすべて、自分自身の問題として向き合うべきです(p79)
・自分の信念を貫こうとすれば、どうしても「極端だ」と言われてしまうものです。でもまわりから「極端だ」と言われるくらいじゃなければ、この濁った世の中に、"新しいもの"なんて生み出せないでしょう(p126)
・人が自分のために動いてくれないのは、自分が人のために動いていないからです。周囲に想いが伝わらないのは、そもそも自分の志が浅いからです(p152)
・本物になるまで二十年。ただ、愚直に動いていればいい。今がどんな境遇だったとしても、愚直に動いていれば、いつか大きな花が咲くことでしょう(p156)
・本を開いてみれば、その瞬間、人生が変わるかもしれません。本にはそんな可能性を持った言葉が無数に転がっています。(p176)
・自信をもって好きなことは好き、嫌いなことは嫌いだと言えばいい。そうすれば、まわりの人が入れ替わって、新しい友が次々と加わり、「事を成し遂げる空気」が生まれるはずである(p196)
・途中でやめれば、すべてが無駄になります。だから、今日死んでも悔いを残さないよう、死ぬまで前に進み続けるしかありません(p228)
・今この世界を残すために、自分の命を差し出した人たちがいます。彼らはなんのために命を捧げようと考えたのでしょうか。私たちは考えなければいけません。今のこの世界は、彼らが思い望んだ未来になっているのでしょうか。その答えは、私たちの生き方でしめすしかありません(p240)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★★(94点)
著者経歴
池田貴将(いけだ たかまさ)・・・株式会社オープンプラットフォーム代表取締役。リーダーシップ・行動心理学の研究者。早稲田大学卒。在学中に渡米し、世界No.1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズ本人から直接指導を受け、そのノウハウを日本のビジネスシーンで活用しやすいものにアレンジ。感情と行動を生み出す心理学と、人間力を高める東洋哲学を統合した独自のメソッドが注目を浴び、そのセミナーはコンサルタントやビジネス作家などのプロも受講することで広く知られている
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