「1年後の君へ―なりたい自分に変わる近道を教えよう 」秋元 康
2013/12/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
AKB48を立ち上げた秋元康さんがお伝えする自分らしく生きるコツです。
高校生のときから、放送作家としてTV局に出入りしていた秋元さんらしく我が道を行くコツが秀逸。いわゆる自然体でいいじゃないか、ということです。
・人は誰も自分に期待していないという、この原則に気づくこと。(p37)
誰もあなたには期待していない。別に好かれる必要もない。自分の思ったことをするならば、嫌われてもかまわないという覚悟を持つということです。
「覚悟」という言葉に、思わず納得してしまいました。アドラーの嫌われる勇気と似ていますね。
・嫌われる覚悟を決める・・・相手の反応に振り回されないほうが、人間関係もうまくいく(p26)
こうしたコツを聞いていると、秋元さんも悩んだり考えるところがあるのだと思いました。それをこうして考えることで、乗り越えてきたのでしょう。その一端がわかりました。
秋元さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・女性なら、男性から「君ってブスだな」と言われたときに、「あなたに私のよさはわからない」と言えるかどうか。「きれいでスタイルのいい女がいいなら、どうぞそちらへ行きなさい」と言えるかどうかです(p21)
・講演会でたくさんの人を前に話をすることがあります。このときも、みんなを感動させるぞとか、立派なことをじゃべるぞなんて思っていない。・・自分にできる話をして、ちょっとでも面白がってもらえばそれでいいと思っています(p36)
・幸せというのは、今あるもので自分がどれだけ楽しめるかです(p53)
・一度死んだと思ってみる(p155)
・人との関わりのなかでは、ぶつかることもあれば、けんかになることもあります・・・もうひとりの自分が、ここにいる自分を見つめるトレーニングをしてみてください(p112)
・結果を予測するのはやめなさい。行動してからのことを心配するのはやめて、まずやってみなさいということです。・・・失敗しても、人生はいくらでもやり直しができるのです。失敗したら、それは次の行動のヒントになります。(p145)
・人間は働かなくては生きていけない。・・・しかし、もしも仕事よりやりたいことがあるなら、やりたいことを優先させるべきです(p180)
・自分にはやりたいことがないという人がいます・・・だとしたら、日常生活のなかで、小さなことから始めてください(p76)
・友達はレストランのメニューのようなもの・・・いちど会った人との縁は、絶対に切らないようにすること。誰かから紹介された人がいたら、自分から電話してみる・・・道でばったり会ったら、自分からお茶に誘ってみる。自分のほうからノックして、友達をつくることです(p102)
青春出版社
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【私の評価】★★★★☆(88点)
目次
1 今の場所から一歩ふみ出したい君へ
2 小さなチャンスで大きく変わろう
3 夢をかなえる決めてを教えよう
著者経歴
秋元康(あきもと やすし)・・・作詞家。高校時代から放送作家として『ザ・ベストテン』など数々の番組構成を手がける。1983年以降、作詞家として、美空ひばり『川の流れのように』をはじめ、中島美嘉『WILL』、EXILE『EXIT』ほか、数々のヒット曲を生む。2008年11月、ジェロ『海雪』にて第41回日本作詩大賞受賞。1991年、松坂慶子・緒形拳主演『グッバイ・ママ』で映画監督デビュー。企画・原作の映画に『着信アリ』シリーズ、『伝染歌』など。2005年4月、京都造形芸術大学教授、2007年4月、同大学副学長。TV番組の企画構成、新聞・雑誌の連載など、多岐にわたり活躍中。アイドルユニット"AKB48"と"SKE48"の総合プロデューサーも務める
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