「売る力」伊吹 卓
2013/07/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■物が売れるようになる!「ヒット塾」を
つくった著者が教えるのは、
「苦情法」と「着眼法」です。
お客に不満をたずねてみる。
営業マンに不満をたずねてみる。
広告を見せて、意見を聞いてみる。
思ったよりも、
自己満足で終わっているという人が
多いのかもしれません。
・社長は食事もしないでディーラーのセールスマンたちに
「何か困ったことはありませんか」と
たずねて廻っているのです(p74)
■もう一つは、「着眼法」です。
売れるものを知り、
欠点を知り、
変化や変なものに着目するのです。
ではどうするかと言えば、
スーパーに行って一日中立って、
何が売れているのか見ていればいい。
トヨタで部下に
「何が問題かが見えるまで立っておれ」
と言った大野耐一さんを思い出しました。
・シカゴにある大手の広告代理店のある副社長をたずねたとき・・・
「スーパーマーケットへ行って一日立っていなさい。
そういうことをしていると、
何が売れるかわかるようになります」(p92)
■現実を知るだけで、かなりの成果を
出せるのだと思いました。
現場・現物・現実ということなのですね。
伊吹さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・お客様の苦情を聞く。
成功した人のいいところを見習う。(p22)
・一人ひとりに「三時間ウォッチングをしてきなさい」
とか「お得意へ行って苦情を聞いてきなさい」という
宿題を与え、実行してもらい、その結果を発表させる
ということを徹底してやっています(p133)
・たくさんデザインを作って消費者に見せ、
嫌いなデザインのすべてに投票してもらうのです。
そして、投票が多かったものは全部、捨てたのです・・・
このようにしただけで「ローイが作ると必ず売れる」
ということになったのです(p59)
日報出版
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
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■目次
序章 この本を買った人は運がいい
第一章 私は数百名の成功者に出会った
第二章 「商売上手の二大秘訣」を発見するまで
第三章 「ヒット塾」繁盛記
第四章 売ることがこんなに簡単だったとは
第五章 営業マンなら三カ月 企画マンなら六カ月
第六章 自己満足を捨ててこそ顧客満足が生きる
読んでいただきありがとうございました!
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