「「バカ」になれる人ほど「人望」がある」伊吹卓
2004/08/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
要約と感想レビュー
●田中角栄が大蔵大臣になったとき、
大蔵官僚は恐れたといいます。
なぜ、恐れたかというと、
普通の大蔵大臣は政策の説明をされると
「それ、しってるよ」
と知ったかぶりをするのだそうです。
ところが、田中角栄だけは、
「どうせ俺わかんねえや、ポイントだけ教えろ」
という。
●知ったかぶりをする政治家は、
本質を何も理解していないので、
大蔵官僚からすればうまくおだてておけば
コントロールできるので、
安心なのですが、田中角栄だけは
「本当は何を言いたいんだ!3つに要点をまとめろ!」
と、逆に突っ込まれる。
結果して、この人に付いていこうと考える
大蔵官僚さえ表われたのです。
・「利口ぶると恨まれる」「バカぶると親しまれる」(p29)
●そういう意味で田中角栄は、
海千山千の世界で、
人を動かす知恵を鍛え上げ、
政治の頂点に立ったのです。
・専門バカ、利口者がたくさんいる。一方で、そういう人をうまく生かしている人がいる。案外目立たないが、実は「人を生かす」という無形の能力をもった人である。それは形としてとらえにくいので、無能に見えるわけである。この無形の能力は、知識よりも人間に興味をもつ人に育つものである。(p57)
●私の場合も、
いかにアホに見えるように努力するかが、
これからの勝負のような気がします。
この本で私が共感した名言
・点を甘くすればするほど合格者が増える。そのようなことでは・・・と疑問に思う人が多いかもしれない。しかし、そのほうが人材は育っている。・・・自分がバカであると自覚できる人は、不思議に甘い点をつけるのである。(p77)
▼引用は下記の書籍からです。
大和出版
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
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