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「新装版 宇宙からの強運」深見 東州

2020/11/15公開 更新
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)


要約と感想レビュー

ワールドメイトという宗教

ワールドメイトという宗教家はどういうことを書いているのかな、と思って手にした一冊です。内容的には普通の成功哲学に神霊界、占星術、守護霊などといった言葉を組み合わせている。まず自分が幸せになること、行動すること、諦めないこと、自分の天性を活用すること、整理整頓すること、すべて成功哲学で説明されているものばかりです。


教祖様から「目の前のことを一生懸命やる。その時に喜ぼうね、喜びとしようね」とアドバイスされ、自分の持っている特性を最高に発揮される天性に合った、心が喜ぶ仕事に就けばよいとアドバイスされれば、誰でも元気になってくるのではないでしょうか。さらに、それこそが神様の御心をそのまま代行していくことになる、と言われれば、それらしく聞こえるのです。


守護霊には「本人がやる気になって魂を発動させなければ、けっして直接守護してはならない」という霊界法則があるのだ・・・とにかくやり続けること。吐きながらでも行動することだ(p58)

うまくいかないときは努力が足りない

面白いところでは、うまくいかないときは自分の努力が足りないというのが神霊界の法則です、とか言い訳が準備されていることです。うまくいかないのは努力不足、経験不足、祈り不足。ああ言えば、こう言う、「原因はあなたになるのですよ」という言い訳が準備されているのです。


どうやら霊界では、努力しなければチャンスは巡って来ないのです。だから、夫婦で問題があれば、駄目ならスパッと離婚してしまえば解決するとか、お金の問題ならば人の三倍働けばいいとか、ブラック企業のような精神論でいっぱいです。


「星のパワーを阻害する要素」とは何か。あるいは悩みごとであったり、経験不足であったり、努力不足であったり、怠惰であったり、神様への祈り不足であったり・・(p19)

うまくいかないときは努力が足りない

お金を取るためには、法華経系の仏教教団では祖先供養を勧めるという。祖先はいくらでもいるから、供養は幾らでもできるという仕組みなのです。なるほど、宗教が儲かる秘密がわかりました。私でも新興宗教を開祖できそうだな、と思いました。ただ、そのためには恥ずかしげもなく、堂々と「霊界では・・」などと言えなくてはならないようです。


例えば、会員の守護霊、前世鑑定を行ったときに、「もっと具体的に教えて下さい」と質問されたら、「教えすぎると人に聞かないと人生を送れなくなってしまうので、自分で考えたほうが本人が努力するものだ」と、どうどうと言えなくてはならないのです。どうしても理性的に考えてしまうと、精神的に耐えられないのではないかと思いました。ちょっと私には無理だと思います。深見さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・賢い相談の受け応え方・・・「ああ、なるほど」と答えることだ。この間、感覚、タイミングが全てである(p30)


・星の世界にツアーしたときは、人の世界の気を超越した、なんともいえないすがすがしく繊細で幸せな神気を体感する。実は、これが星神界の気なのだ(p17)


・植松先生はこういう難しい表現は一切言わずに、「生活の中に全てがあるのですよ」とおっしゃる。「日常生活の中で、あなたのお家、あなたのお部屋、机の中を整理整頓しなさい。それが全ての修業なのですよ」と(p178)


▼引用は、この本からです
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)


目次

序章 あなたも「宇宙からの強運」を得られる!
第1章 神様に1000倍愛される方法-逆境は神と出会うチャンスだ!
第2章 人生を最高に生きる!
第3章 考え方の工夫で生き方のコツを掴む
第4章 新しい時代に入る準備をしよう!-神人合一の道は生活修行にあり



著者経歴

深見東州(ふかみ とうしゅう)・・・別名戸渡阿見。1951年に、甲子園球場近くで生まれる。新興宗教「ワールドメイト」の教祖。


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