「セミナー講師育成率NO.1のセミナー女王が教える 売れるセミナー講師になる法」前川 あゆ
2013/06/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
私も今の仕事を去ることになったら収入源の一つとしてセミナー講師もいいかな、と考えて手にした一冊。さすがに5000ものセミナーに係わった著者だけあって、一歩を踏み出したい人にとって親切な内容でした。
まずは、何を話すか。そのためには、自分の強みを知らなくてはなりません。著者は自分史を作ってみよう、周りの人に聞いてみよう、ブログを書いてみよう、と言っています。
つまり、人生の転機から学んだことを書き出し、そこからセミナー受講生が再現できる方法としてノウハウとして抽出するのです。さらに、自分の専門家としての経験をプラスして、来バツと違う"強みがあればベストなのでしょう。
・ブログを書いて「発信」の練習をする・・・セミナーで話すネタづくりにも役立つ・・・本名と顔写真をしっかり出してブログを書く(p80)
心に残ったのは、良いセミナーとは情報いっぱいのセミナーではないということです。良いセミナーとは、わくわく楽しく面白いセミナー。講師が強い想いと使命感を持っているのです。そうした想いに参加者が共感してくれれば、セミナーは成功なのです。
つまり、ノウハウや才能よりも講師の志、素顔の講師を好きになってもらう。講師の姿勢が大事ということ。天才だから成功するのではなく、思いの力の大きさで差ができるのです。
・話術や特殊な才能よりも、まず講師自身の魅力が不可欠なのです・・・ありのままの自分を受け入れることが、「自分を信じる=自信」なのです(p57)
セミナーに誰に来てほしいのか決める、タイトルはこうする、集客方法・・・こんなセミナーのノウハウは、やっていくうちにわかります。やはり、心構えと徹底した準備なんだな、と思いました。前川さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・ひとつのネタで、だいたい20分前後。ツカミ10分、ネタ15~20分×2、締め10分、これで60分のセミナーになります。90分ならネタを3つ、120分のときはワークをしっかり入れたり、質疑応答を入れて、受講者が参加できる時間を増やす(p112)
・セミナーに行ったことがない人に働きかけるより、よくセミナーに行っている人に告知したほうが、ずっと集客がしやすい・・(p134)
・集客のためにアンケートを使いたい・・・(p149)
・効果的なのは、導入セミナー後に別日程で個別コンサルティングを設定し、セミナーの最後にその告知を行い、その場で希望者の日時を決めてしまう・・その場で申し込んでもらう(p156)
同文館出版
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【私の評価】★★★★★(90点)
目次
1章 セミナー講師になる魅力とメリット
2章 誰でもセミナー講師になれる
3章 セミナー講師になる法(心構え・準備編)
4章 セミナー講師になる法(組み立て編)
5章 セミナー講師になる法(実践編)
6章 こんなセミナー講師が売れ続ける
7章 私がおすすめするセミナー講師のインプット法
8章 セミナー講師をして売れ続けるための5つの視点
著者経歴
前川 あゆ(まえかわ あゆ)・・・セミナープロデューサー/セミナーの女王/株式会社Shuka Berry代表。1966年大阪府生まれ。大手化粧品メーカー、工務店、建築会社などの接客、営業を経て、地域情報紙を制作する株式会社シティライフNEW入社。入社後すぐにトップ成績をたたきだしたことから「営業の女王」と呼ばれる。「セミナー」を核にした独自のブランディング販促術を確立し、起業家などのプロデュースをスタート。2007年1月、社内ベンチャー第1号として、キャリアアップと起業をサポートする会員制コミュニティ「キャリアShuka」をスタート。2009年8月、株式会社Shuka Berryとして法人化。講師養成講座もスタート。1年間に200本以上のセミナーを主催、運営、プロデュースすることから「セミナーの女王」と呼ばれている。
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