「バカ売れDM集客術」豊田 昭
2013/06/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
ダイレクト・メール(以下DM)とは、お客様にご提案を直接、郵送すること。広告としてDMを検討されている方は多いと思います。この本は、DMの基本を教えてくれる一冊です。メールマガジンが届きにくくなっている今、DMは、お客様とのつながりを持つために大切なメディアになっているのです。
基本としては、見込み客のリストを持っていることが前提です。仮に見込み客のリストがないとすれば、自分で集める必要があります。場合によっては、お金を支払って人のリストを使わせてもらうという方法もあります。いかに、濃いリストがあるのかどうかが勝負となるのです。
・人のリストを使わせていただく方法です。たとえば、中古自動車を販売する人なら・・・タイヤ屋さんが持っているリストに対してDMを入れさせていただくのです。(p36)
もちろん、DMには郵送費がかかりますので、費用対効果を見ていく必要があります。費用対効果を上げるためには、まず反応率を上げる。そのためには送付先を絞って、いろいろ実験してみる必要があるのでしょう。
商品のメリットをどのように表現するのか。キャッチコピーはどうするか。送付先、発送時期はこれでいいのか。何回も実験できるように小さく試行錯誤をしたいものです。ついでに送る、文面を工夫するなどです。あとは、数種類作って、反応度を測定することも忘れてはなりません。
・「A案とB案、どっちがいいかな?」と思ったら、両方出すべきです(p151)
最後は、配送コストを下げるなどの工夫もあるようです。例えば、発送代行のサービスを利用すれば80円のメール便を、60円台まで下げることができます。DMもいろいろやってみると奥深いものだとわかりました。これからダイレクトメールをやろうとする人の参考になる一冊です。豊田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「ゼロコストDM」・・
1.何かのついでに送る
2.限られたお客様に送る(p45)
・メルマガが「迷惑メールフィルター」にひっかかって、お客様のもとへ届かなくなっている・・・私は、DMでフォローすることをアドバイスしました(p63)
・無農薬玄米を注文しました・・・にんじんとキャベツが入っていたのです。「今朝、うちで採れた無農薬の野菜です。召し上がってみてください」・・「うわー、これはすごいDMだ!」(p29)
・開封率100%のDM・・・「A4の大型ハガキ」(p92)
・DMは、対象者が明確になっています・・・「愛知県で500通以上DMを出すあなたへ」・・・確実に見込み客に届ける・・・(p28)
・まず、最初に書くのはこれです。「○○○○○○○の方へ」(p69)
・やはり手書きには絶大な効果がある(p118)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
第1章 コストなしで売上倍増したDMとは?
第2章 ゼロコストDMはこう使え!
第3章 ひな形で簡単、ゼロコストDMを作ろう
第4章 反応率が上がるDMの作り方
第5章 DMの反応率を上げるために、制作物以外にも注意を払う
第6章 DMは2つに分ければ売上が倍増する
第7章 効果的なDMのチェックポイント
著者経歴
豊田昭・・・株式会社メディアボックス代表取締役。数々の失敗を重ねた後、1986年4月、運送会社を設立。西濃運輸(株)との事業を開始。印刷データと宛名データを送付するだけで、印刷から封入・宛名ラベル作成・全国配送までを行なう、コストを抑えたシステムを確立
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