「マイホームは買うな! ?買うなら「お金を稼いでくれる物件」を選びなさい!」藤山 勇司
2013/05/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
■10棟94室の不動産を持つ
元サラリーマン大家さんです。
年間キャッシュフローが1800万円ですから、
一室あたり2万円くらいですね。
こうした不動産をコツコツと自分の
ものにしていったコツを伺います。
・だからこそ、競売不動産です。狙いを地方の木造戸建住宅に絞ってください。運が良ければ100万円以下で土地付一戸建てを落札できます(p142)
■サラリーマンは、それほどお金がありませんので、
最初は銀行からの融資が期待できません。
まず、自己資金で購入できる
格安の賃貸不動産を探しましょう。
焦る必要はありません。
なぜなら、サラリーマンだから。
・【ステップ1】担保余力のある賃貸不動産を自己資金で獲得して、月額余剰家賃を15万円まで拡大する。【ステップ2】家賃、そして公租公課、給与振込みも全てメインバンク候補に振込み、実績を作る。もちろん確定申告の控えも毎年提出し、健全な運営をアピールする。【ステップ3】融資の内諾を・・・(p132)
■また、狙いは競売不動産のようです。
それと、売主に個別に激安で指値を入れる。
地方なら100万円以下で中古の土地付き一戸建てが
買えることもあるそうです。
これを5万円くらいで貸したら・・・。
最悪、店子が入らなくても、
同業者に売却して利益が出る物件なら
リスクはありません。
なかなか興味深いと思いました。
藤山さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・平成4年から平成12年4月まで存在した「ゆとりローン」・・・当初の5年間は2%程度の金利で支払を楽にし、6年目と11年目に金利をステップアップさせる制度・・・ゆとりローン契約者の6人に1人が破綻したのです(p32)
・競売不動産を購入するならば、981.jpを利用しない手はありません。また、地域に根ざしている不動産業者が競売コンシェルジュとして登録しているので、質問をすることができます(p109)
・あわてない あせらない あきらめない、この3つの「あ」こそ、入札のコツです(p110)
・不動産仲介業者は売主の代理人としての責務を放棄、格安の指値を売主に伝えない傾向があります・・・所有者の住所は登記簿謄本に記載されています・・・物件の住所、土地と建物面積を記載し、その下に希望購入価格と有効期限を明記してください(p104)
・貸家から上がる家賃を給与所得のように使い切ってはなりません。・・・トイレが詰まった、お湯が出ない、そしてエアコンが壊れた。何の前触れもなく、修繕要請の電話はかかってきます(p165)
・日本銀行新総裁である黒田東彦氏は決然といい放ちました。「期待を裏打ちする大胆な金融政策をとっていく」・・現在の状況は、ミニバブルの入り口だと言っても過言ではありません。(p128)
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【私の評価】★★★★★(90点)
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■目次
その1: マイホームは不良債権!
<買ったが最後、ローン破綻と背中合わせ>
その2: 買っていい物件、ダメな物件
<どうしても買いたければ、頭を使え!>
その3: この機会に大家になって儲けよう!
<今がチャンス「不労所得」の智恵を持て!>
読んでいただきありがとうございました!
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