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「あしたの経済学―改革は必ず日本を再生させる」竹中 平蔵

2013/05/12本のソムリエ メルマガ登録
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あしたの経済学―改革は必ず日本を再生させる (幻冬舎実用書―芽がでるシリーズ)


【私の評価】★★★★★(94点)


内容と感想

■10年前、小泉内閣で金融担当大臣となった
 竹中 平蔵さんの一冊です。


 日本の経済を良くするためには、
 「民間の稼ぐ力が大切である
 と本質を教えてくれます。


 そのためには、機会の平等、
 競争が必要ということです。


 お役所は、それを邪魔しなければいい。


余計なことをしない政府が望ましい・・・「民間にできることは民間に任せる」(p132)


■規制緩和のための特区の設置。
 海外からの企業誘致
 安全保障は、エネルギー、軍事食料、バランスを。
 経営者の個人保証をやめる。
 国債は増えないように。


 まだまだ、日本経済を良くするために、
 打ち手は残っているようです。


・国内での企業誘致はゼロサム・ゲーム。それよりも海外からのプラスサムを目指したい(p157)


■10年たっても
 まったく色あせていないどころか、
 よりひかり輝いて見えました。


 次の総理大臣に竹中 平蔵さん、どうでしょうか。
 サッチャーさんのように国民には嫌われるでしょうが、
 日本を再生してくれると思います。


 竹中さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・長期的な経済の水準を決めるのは、明らかに「どれだけ稼げるか」です(p37)


・かつては黒字の四分の三を貿易で稼ぎ、四分の一を所得収支(海外からの利子や配当金などのやりとりの収支)で稼いでいました。ところが現在はそれが半々くらいになっています。・・・ある意味では成熟した投資国家になりつつある・・・(p198)


・銀行から借り入れをするときに、必ず社長など経営者が個人保証をさせられます。・・・会社を失った経営者が、どうして無限の責任を果たせるでしょうか・・・家族を守るために自殺して生命保険で払うしかない・・・再チャレンジどころか、企業が倒産したら自分の人生も終わり(p215)


・「食糧の安全保障」というのは、自給率を高めることだけとは限らない・・・仮に食料をすべて国内でまかなったとしても、エネルギーがまったくなければご飯を炊くことすらできません・・・食料やエネルギーだけでなく、軍事面でも有事立法体制が長い間存在してこなかったのは、国民の概念が成熟しなかったからだと考えます(p139)


・若い世代から見ると、いままでは、いまのお年寄りのために払ってきたわけですが、今度は自分たちのために積み立てをしなければならないのですから、いまのお年寄りの分と自分たちの分と、両方を払わなければならないのです(p189)


・なぜ衰退するかといえば、それは成功したからです。つまり、成功したことで組織が硬直化し、これが衰退を招く原因になるのです(p245)


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【私の評価】★★★★★(94点)



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目次

序章 あしたの日本を考えるために知っておきたい 昨日の日本、今日の日本
第1章 成長と安定―「稼げる力」をつければ日本の経済はよくなる
第2章 機会の平等と結果の平等―誰でも挑戦できる社会にしよう
第3章 インフレとデフレ―不良債権処理が新しい可能性をつくる
第4章 需要と供給―世界で初めてデフレを克服する
第5章 「公と私」と「官と民」―「民間でできることは民間がする」社会をつくろう
第6章 経済と安全保障―安全保障や環境は経済の影響を受ける
第7章 都市と地方―地方の自立が日本の活力源になる
第8章 未来世代と現役世代―国債と年金制度の健全化が日本の未来を決める
第9章 貿易と内需―日本はこれから何で食べていくのか
第10章 企業と個人―社会に対する責任を果たすことがいま求められている
第11章 失業と雇用形態―いろいろな働き方を見つけよう


著者紹介

 竹中 平蔵(たけなか へいぞう)・・・1951年生まれ。日本開発銀行、大蔵省財政金融研究所、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶応義塾大学総合政策学部教授などを経て2001年経済財政政策担当大臣。02年に金融担当大臣。2004年には郵政民営化担当大臣を兼務。2005年総務大臣。2004年には参議院議員当選。2006年小泉内閣とともに政界引退。現在、慶応義塾大学教授グローバルセキュリティ研究所長など。


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コメント(1)

「あしたの経済学」ですが、
著者(竹中平蔵氏)が嫌いで、気にもしてませんでしたが、
面白そうな内容ですね。

時の総理(小泉純一郎氏)と組んで
やらなくていいことまで
やることにより日本経済を
めちゃくちゃにしただけに飽き足らず、
小泉さんが総理を辞めると、
尻尾を巻いて国会議員を辞めるという
自分勝手な振る舞いに憤りを感じていました。

それもあり、彼の書籍は手にとることもしませんでしたが、
この本は読んでみたくなりました。

まさに、食わず嫌いですね。反省です。


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