「大人の仕事術」中島孝志
2011/05/31公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(81点)
■東洋経済新報社から経営コンサルタントとなった
中島さんの一冊です。
当初は中島さんも、生意気で頭でっかちの
いけすかない口先だけの子どもだったとのこと。
しかし、仕事で数百の経営者と面談するうちに、
頭のなかが、すっかり大人になったといいます。
中島さんが目覚めたのは、
「オレはラーメンを作っているんじゃない、
『ありがとう』を作ってるんだ」
という経営者のプロ意識。
・全国に二十店舗かまえる有名ラーメン店の経営者が
こんなことを言っていた。
「オレはラーメンを作っているんじゃない、
『ありがとう』を作ってるんだ」(p23)
■スイッチが入ってしまえば、
あとは人は成長するのみです。
営業で結果を残し、
問題新人は独立して経営コンサルタントに
なってしまいました。
中島さんの話を聞いていると、
やはり大切なのは、
熱心さと仕事の優先順位。
優先順位は体験から会得できるかもしれませんが、
熱心さはスイッチONが必要なのでしょう。
自分はだれのため、
何のために仕事をするかが見えてくれば
人は変わるのです。
中島さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「こなす仕事」とは、
自分の力で処理する仕事・・・
「さばく仕事」とは・・・
適任者に任せたりする仕事・・・
三つ目の「つくる仕事」とは・・・
生み出すものだ(p36)
・仕事をするとき・・・絶対条件とは「相手との相性」・・・
二つ目は、「勉強になる仕事(キャリアとなる仕事)」か
「面白い仕事(楽しい、儲かる、刺激的)」の
いずれかしかしないということだ。(p55)
・仕事には「デッドライン=締め切り」が
必ずついてまわるからである。
「なるべく早く頼むよ」という曖昧な依頼は
受けつけないでおきたい。(p43)
・「急ぎの仕事が重要であることはめったになく、
重要な仕事が急ぎであることもめったにない」
これはドワイト・D・アイゼンハワーの言葉である(p47)
・世の中には二通りの人間がいる。
「前例がないと動かない(動けない)人間」と
「前例どおりに動かない人間」とである(p62)
・ぜひ、「やらないこと(Not To Do)」リストも
方針として掲げてもらいたい(p56)
・朝四時に起きれば、午前中に八時間、仕事ができるのである。
もちろん、午後も八時間仕事をしているから、午前、午後、
そして夜間と、私は一日を八分割ずつ
三分割して生活している(p161)
・「トラブル発生を報告してくるだけの
従業員には我慢がならない。
まず解決策を示し、そのあとに問題の状況を
詳しく説明してほしい」
これはある有名企業の経営者のグチである(p172)
・セールスという仕事では上に行けばいくほど
責任をきつく追及される。
それがフェアな感じがして、
部下は安心して働けるのだ・・・
係長よりも課長が、
課長よりも部長がガンガン叱られていた(p30)
【私の評価】★★★★☆(81点)
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