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「キラー・リーディング 「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法」中島 孝志

2007/12/18公開 更新
本のソムリエ
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キラー・リーディング  「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■一日10冊以上読むという中島さんの読書法が50%、
 残り50%が、本から得られたキラーワードを
 紹介している一冊です。


 やはり速読の基本は、
 ( 目的 )を持って読むことで、
 最高の効率を達成されているようです。


・「何か仕事に役立つ情報はないか?」というテーマさえ
 意識していれば、・・・すべてがすべて仕事にとって
 貴重な情報宝庫(=データベース)に早変わりする。(p31)


■とはいえ、1日10冊以上読んでも、
 実際に役立つ情報はほんの少しというのが現実のようです。


 だからこそ大量の本を読み、
 その中から( 宝の原石 )を探すというのが
 中嶋さんの考えです。


・「当たり!」の本など、現実をはっきりいえば、
 せいぜい20%しかないのではなかろうか。・・・
 ムダを承知で3000冊も購入しているのだ。・・・
 現実は1冊のなかでもほんの数ページ、いや、
 数行、数文字しかないことがほとんど(p23)


■年間3000冊読む!というだけで、
 インパクトがありますね。


 読書法としては普通でしたので、
 ★4に限りなく近い★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「自分だったら、こうする!」「こうしたら、どうだろう?」
 「これは反対!ボクはそうは思わない」というように、
 他人事ではなく、わが事として読む。(p48)


・高校時代に1日2冊読むぞ、と決めてから、
 少なくなるどころか、大学、大学院、社会人、
 そして独立起業以来、年々増えるばかりで、
 いまや、年間3000冊である。(p92)


・ビジネスマンの人生は最初の上司が
 どんな人だったかによって8割がた決まってしまう、
 とわたしは考えている。・・・
 かわいそうなのは、ある程度、年齢がいくと、
 周囲も指導しなくなることだ(p110)


▼引用は、この本からです。
キラー・リーディング  「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)
中島 孝志
実業之日本社
売り上げランキング: 148870
おすすめ度の平均: 4.0
3 肩の力が抜けたフォトリーディング。
3 「レバレッジ・リーディング」に対する本として
5 情報を押さえて、全体を構想する
4 間違ったことは書いてないが、目新しいことも書いてない
3 1時間で読んでみたが

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者経歴・・・中島 孝志(なかじま たかし)

 PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立。
 企業経営のかたわら、経営コンサルタント、経済評論家、ジャーナリスト、
 作家、大学講師、テレビコメンテーターなどとして活躍。著書多数。


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