「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか」林 總
2011/01/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■「会計」というと堅苦しいイメージがありますが、
会社を経営するためには「会計」の知識は
必要不可欠です。
会社全体の状況を把握するための
道具ですから、必要最低限の
知識が必要でしょう。
この本では、若くして社長となってしまった
由紀さんと一緒に、社長としての
会計の見方、使い方を学んでいきます。
・「君は大トロの握りは儲かると思うかね?」(p55)
■まずは、基本的な貸借対照表の見方から、
キャッシュフローの視点と移って、
固定費、変動費の利益構造を押さえます。
私が一番興味を持ったのは、
粉飾決算の見破り方です。
在庫や売掛金の水増し、
費用の付け替えなどの
チェック方法は知っておきましょう。
・「粉飾決算書には気をつけよ、ですか」「整形美人にご用心、の方がいいな」(p140)
■物語形式でとても読みやすい一冊でした。
会計的視点を広げるには良い本では
ないでしょうか。
林さん、良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・1本100万円もするクロマグロを1日で売り切ることができたら、資金が滞留する期間はコハダと同じ1日だけだ。(p60)
・材料が集まらない、機械が壊れた・・・この時間(手待時間)はムダだ。不良品の手直しも時間のムダ遣いだ。ところが、作業者は、手直し作業を、不良品を製品に蘇らせる大事な仕事と錯覚している。(p149)
・『ひまつぶしは一番忙しい仕事である』というイギリスの古いことわざがあります(p160)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
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