「頭がよくなる「経済学思考」の技術」木暮 太一
2010/08/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■経済学ということで、
お金の本と思って読んでみたら、
世の中の動きを合理的に見る方法でした。
つまり、世の中というのは、人の欲望(インセンティブ)と
環境(ルール)で動いていくということです。
■例えば、高速道路が安くなると、
時間はかかっても安く移動したいと考えている
新幹線やフェリーの利用者が減って、
自動車で移動する。
飛行機は、お金よりも時間を大切にする人が
利用しているので、それほど影響はない。
世の中は、このように合理的にできている
ということです。
・「高速道路1000円」・・・
新幹線やフェリーの利用者は
大幅に落ち込みました。(p44)
■そう考えると、「税率を増やしたら税収が減っちゃった」
など予想と違う結果が出るということは、
考え方が現実と合っていない。
モノの本質を理解していないということなのでしょう。
そうした視点を具体例を示して教えてくれる一冊でした。
木暮さん、良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ダイエット産業がなくならない理由・・・
「やせたい気持ち」より「楽をしたい気持ち」
のほうが大きい(p48)
・そもそも「食糧の奪い合い」は、
「より高いお金を払える豊かな国」が勝つ(p144)
・営業マンを全員やる気にする方法・・・
表彰の数を増やせばいい(p166)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
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