「戦略的な人の超速思考術」西村 克己
2010/05/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
会社で十年くらい経験を積んでくると、だいたい仕事を覚え、リーダーとして仕事を改善していくことが仕事になってきます。この本では、仕事を改善していくための基本的な考え方を学びます。
まず、大きな壁は、「問題」が見えるかどうか、ということでしょう。どこにも問題はあるのですが、それを自分が改善すべき課題と認識し、考えることができるのかどうかということです。
・事実と判断(推定)は異なるもの・・・観察力とは事実をありのまま見る力(p47)
そして、問題が見えれば8割は終わったようなものなのですが、その改善に取り組む手法。情報収集して、フレームワークで整理。そして、いくつかの対策案を比較検討し、提案、実行していくこととなります。
従来の仕事を変えていくのは、勇気と熱意が必要となります。普通の人が見たら、「バカ」に見えるかもしれません。前例どおり仕事をしていれば、楽なのですから。ただ、そうした仕事を変えていくなかに、普通の人が気づかないレベルの高い満足感があるのだと思います。西村さん、よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・論理的に考えるために必要な三大要素・・・それは、「主張」「論拠」「データ」です。(p122)
・アイデアがあっても、発言すると担当者になるから誰も発言しません。・・・提案者を担当者にすることはやめましょう。(p77)
・相手が期待する納期より早く返してみよう(p158)
中経出版
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
著者経歴
西村 克己(にしむら かつみ)・・・1956年生まれ。富士フィルムを経て、1990年に日本総合研究所で経営コンサルを行う。2003年より芝浦工業大学大学院教授。2008年より同客員教授。
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