「1分間ピケティ 「21世紀の資本」を理解する77の理論」西村 克己

|

1分間ピケティ 「21世紀の資本」を理解する77の理論 (1分間人物シリーズ)

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■ピケティさんの6000円もする
 経済書が15万部も売れているらしい。


 ということで、
 フランスの経済学者ピケティさんの
 主張をまとめた一冊です。


 主張としては、過去の統計から
 株式や不動産といった
 資本の収益率が高いということ。


 やはり資本主義は、モノポリーのように
 リスクを取りながら資本を持った人が、
 最終的には勝つ可能性が高いようです。


資本収益率(r)は、歴史的に常に
 4~6%
の範囲で推移している・・・
 一方、労働所得は1~1.5%しか増えない(p89)


■ピケティさんの主張は、
 世界的資本税を導入すること。


 資本が世襲されることをなくし
 資本をだれもが平等に持てる
 環境を作ろうというものです。


 日本の考え方に近いと思いましたが、
 現実化するためには、資本の移動を
 完全に把握する必要があります。


 実際には、
 難しいのではないでしょうか。


・世界的資本税導入・・・
 1国でもタックスヘイブンなどの
 抜け穴があっては成り立たない(p59)


■やはりお金持ちになるためには、
 お金を貯めて、そのお金に働いてもらう
 必要があるようです。


 当たり前のようですが、
 その当たり前が
 難しいのですね。


 西村さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・労働所得に頼っている中間層より少し下は、
 失業が無収入に直結し、
 失業リスクに悩まされやすい。
 そして失業によって、生活基盤を失う(p32)


・「大規模な資本ほど収益率が高いのは、
 たやすくリスクが取れるし、
 気長に待つこともできる」からだ(p82)


・ピケティが目ざすのは
 資本の民主化である(p167)


・政府が財政出動をしても、
 全員が恩恵を受けるわけではない。
 資本を持っている富裕層のみが
 恩恵を受けるのである(p179)


・少子化が進めば、
 相続資産が一人っ子に集中し、
 資本格差が拡大する(p118)


1分間ピケティ 「21世紀の資本」を理解する77の理論 (1分間人物シリーズ)
西村 克己
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 104,243

【私の評価】★★★☆☆(79点)


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 

人気ブログランキングへ


■目次

第1章 働けば豊かになれるか[所得]
第2章 税金がおかしくないか[格差]
第3章 公平さは取り戻せるか[富の集中]
第4章 敗者は復活できるか[r>g]
第5章 日本への助言は何か[金融政策]
第6章 欧米をどう再建するか[富の世襲]
第7章 富に法則はあるか[資本収益率]
第8章 経済学はなぜ間違うのか[トリクルダウン]


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ20.png
にほんブログ村



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

>月別(2002年7月~)