「実践! ストレスマネジメントの心理学」高山恵子・平田信也
2015/05/05公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(84点)
■人間とは不思議なもので、
「先生に怒られた」
「上司に叱られた」
と簡単に落ち込んでしまう人がいます。
その一方で、
「あんな言い方はないだろう。」
「自分では、できないくせに!」
と怒りと反発心で
いっぱいの人もいます。
・ストレスと一体化している自分に気づく・・
第三者の視点で見る・・・
その行為をしている自分を客観的に
観察する習慣をつけることです(p42)
■こうしたストレスに対して、
落ち込んでしまっては
自分のためになりません。
上司に文句を言っても
将来のためになりません。
この本でのストレス対処法は
次の2つです。
一つは、自分がストレスを
感じていることを知ること。
そして、そのストレスを
良い意味に変換することです。
・リフレーミングとは、「自分を否定している」
という解釈を「心配してくれている」のように
見方を変えることによって、
マイナスのシナリオを
プラスに変換するスキルです(p177)
■ストレスへの対処法の基本が
学べる本だと思いました。
八方ふさがりだと思っても、
きっと第三の道が
あるのだと思います。
高山さん、平田さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私たちは、失敗したときに「自分はダメだ」
と思ってしまいがちですが、
これは思い込みであることが多いです。
ほんとうのところは、失敗した行動や言動が
悪かっただけ(p146)
・ほんとうに私が否定されたのだろうか?
それとも私の行動や言動だけが
否定されたのだろうか?(p151)
・「考えても考えなくも
変わらないことは考えない」(p98)
・ストレスはスパイスと同じなのです。
スパイスも適量だとお料理の味がぐんとよくなります。
でも、大量に入れてしまうと、
素材そのものを台無しにしてしまいます(p1)
・自分が思っていることを文章にすると、
落ち着いてきます。・・・
怒りは第2感情とよばれ、必ずその下に
「ほんとうの感情」が隠れています(p108)
・「なんでできなかったの?」を
「どうやったらできるかな?」に変える(p182)
・最悪と思えるような体験は、否が応でも
変わらなければならない状況です。・・・
自分を責めたり、ダメだとマイナスのシナリオを作らず、
どうやったらこの状況を解決できるだろうかと・・
今までの自分とは違ったことをやる
最高にきっかけになるのです(p200)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
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■目次
第1章 ストレスをマネジメントする前に知っておきたいこと
第2章 自分で作り出すストレスに気づこう
第3章 身近な事例から知るストレス対処法
第4章 ストレスをきっかけに自分を向上させよう
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