「五感の魔法: あなたが主人公になる 人生好転の脚本を創る方法」松谷英子
2024/04/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
自分が何を望んでいるのか
「五感」ってどういう意味?と読み進めると、心や感情、潜在意識といった心の中の感覚的なものでした。「五感」の反対は、頭で考える理性や顕在意識のことです。
私たちは、現代社会の決まりや、他人や同僚を気にするあまり、自分の感情「五感」を抑え込んでしまうことがあるのです。あなたのの感情「五感」を無視せずに、自分が何を望んでいるのか、何をすべきなのか聞き取るのです。
著者は20代までは、自分を否定し、3度結婚・離婚を繰り返し、仕事も恋愛もうまくい来ませんでした。自分の本当の感情である「五感」に気づかず、本当の自分の心と向き合うことができなかったのです。
感情は目に見えないだけで、あなたの中に確実に存在します・・感情を無視せずに、自分と向き合う必要があるのです(p166)
人生脚本をノートに書く
自分の心と向き合うために、著者のおススメするのは、人生脚本をノートに書くことです。理想の自分の人生をノートに書くのです。人生脚本は、「性格」「家族」「仕事」「友人」「趣味」「夢」など分類して書いてみると、書きやすくなります。
何も書けない時は、自分が理想とする人、憧れている人を思い出して書いてみてもよいでしょう。
また、人生脚本を描く準備として、環境整備が大切です。部屋を掃除しましょう。十分な睡眠時間をとりましょう。バランスのよい食生活をしましょう。自然の中にでリラックスしてみるのです。
自分に問いかけてみましょう。挑戦してみたかったことは何ですか?何のために仕事をしているのですか?自分の調子がよくなる場所はどこですか?時間を忘れて集中できたことはなんですか?
慢性的な疲れや痛み、睡眠不足などがあると・・感覚的な情報も・・内なる声も聞き取りにくくなってしまいます(p224)
何が自分をワクワクさせてくれるのか
著者の提案は、自分の物語を作り、自分の人生の主人公になろうということだと思いました。何が自分をワクワクさせてくれるのか、何なら集中して時間を忘れてしまうのか、静かな場所で「内観」してみるのです。
頭で考えてはいけません。理性をはたらかせず、自分がワクワクする大きな夢や希望を書き出すのです。心の中には海のような、無限の可能性とエネルギーの源となる潜在意識を活用しようという著者の思いが伝わってきました。松谷さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・娘は、こう言いました。「お母さん、あなたは、自分の人生に満足していますか?もし、今日が最後の日だとしたら、何をしたいですか?」と(p5)
・ある企業のCEOは、毎月2日間は誰とも連絡を取らずに、自然の中で静かに過ごすそうです(p37)
・悪気なく「なんでこんな簡単なこともできないの?」と他人に思ってしまうことはなんですか?(p253)
・「自分の人生のピークは、これからやってくる!」と信じて生きていきましょう(p255)
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
第1章 理想の自分になるために大事なこと
第2章 自分のキャラクターを見つける方法
第3章 脳の仕組みを理解して、自分を信頼する
第4章 五感を活用して、自分の人生を創造する
第5章 自分の変化を楽しむ方法
第6章 価値観を明確にして、自分らしく生きる方法
著者経歴
松谷英子(まつたに ひでこ)・・・心理カウンセラ-・メンタルトレ-ナ-・医療法人英仙会理事。オリンピック選手のメンタルトレ-ナ-としても活動。「人生に感動を与え、100歳まで心身ともに生きる」との理念を掲げる。ひらおかデンタルクリニック院長として3万人以上の患者を診察してきた歯科医師でもある。
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